最もパワフルなV12を搭載した「フェノメノ」世界初公開! 29台限定のランボルギーニ!? 斬新デザインにも注目! 米国で公開

アウトモビリ・ランボルギーニは、わずか29台の限定生産車である「フェノメノ」を発表しました。

29台限定の「フェノメノ」をお披露目

 アウトモビリ・ランボルギーニは2025年8月15日、カリフォルニア州カーメル・バイ・ザ・シーで開催された「ザ・クエイル、モータースポーツ・ギャザリング」において、29台限定の「フェノメノ」をお披露目しました。

 このクルマは、同ブランドが誇るパフォーマンスと、設立20周年を迎えるLamborghini Centro Stileのアイコニックなデザインを記念する特別なモデルです。

 どのような特徴があるのでしょうか。

アウトモビリ・ランボルギーニは、わずか29台の限定生産車である「フェノメノ」を発表
アウトモビリ・ランボルギーニは、わずか29台の限定生産車である「フェノメノ」を発表

 フェノメノという名前は、2002年にメキシコのモレリアで勇敢に闘った有名な闘牛に由来し、イタリア語とスペイン語で「驚異的な」という意味を持ちます。

 2人の闘牛士を相手に見事な闘いぶりを示し、命を救われたという話が伝わっており、真に卓越した唯一無二のものを表現しています。

 アウトモビリ・ランボルギーニのChairman and CEOであるステファン・ヴィンケルマン氏は「フェノメノは、私たちの歴史において最も先進的な技術ソリューションを導入し、パフォーマンスとデザインの境界を押し広げながら、私たちのDNAの基本的な部分である価値と成果を称えています」とコメントしています。

 フェノメノのボディサイズは全長5014mm×全幅2076mm×全高1161mm、ホイールベース2779mmです。

 このプロポーションは、ランボルギーニが航空工学にインスピレーションを得て生み出した革新的なシャシー「monofuselage(モノフューズレージ)」に基づいています。

 モノフューズレージは、複数技術を駆使したカーボンファイバー製のモノコックと、樹脂を含浸させた短繊維のカーボンファイバーで作られる特殊素材のForged Composite製のフロントの骨組みで構成されています。

 エクステリアデザインは、ランボルギーニの新たな「デザインマニフェスト」として位置付けられ、意外性のある極めて上品質なテーマ性をロングテールのスーパースポーツモデルに展開しています。

 フロントは張り詰めた流線形を広がりのある力強い面と組み合わせた大胆なルックスを特徴とし、フードには「Huracan GT3」をはじめとするランボルギーニのレーシングモデルにインスピレーションを得た2つの大きなエアインテークが設けられています。

 サイドビューではランボルギーニの典型的なシルエットが再解釈され、フロントフードの先端からリアまでが、Essenza SCV12の「ロングテール」にインスパイアされた1本のラインで描かれます。

 ローンチモデルのボディカラーは「yellow Giallo Crius」で、上部の筋肉質な質感を引き出しながら、レース由来のカーボンファイバー製のフィンが空力的に重要な役割を果たすと同時に、スタイルおよびエアロダイナミクスの面で優美な対比を生み出しています。

 リアの外観は、ランボルギーニのデザイン史において前例のないもので、ウィングとホイールアーチをつなぐ連続したラインがボディ部分とリアを明確に分けています。

 アイコニックな「Y」字型を縦に再解釈した先進的なライトシグネチャーが、ディフューザーのカーボンファイバー製要素をエキゾーストターミナルで強調された6角形のラインとつなぎます。

 足元にはシングルナットの鍛造ホイール(フロント21インチ、リア22インチ)を博士定理、タービンデザインもフェノメノオリジナルです。

 インテリアは「Feel like a pilot」という哲学に新解釈を加え、ドライバーも乗員もかつてないほどクルマと深いつながりを感じることができます。

 3つのデジタル画面はミニマリズムにかなったデザインとなり、ほとんどの操作ボタン類を不要とすることで、ドライバーはレーシングカーの場合と同様に、公道またはサーキットでのドライビングに完全に集中することができます。

 スポーツバケットシートなど、乗員室内では主にカーボンファイバーが使用され、バケットシートはフェノメノ専用に設計されています。

 フェノメノは、ランボルギーニ史上最もパワフルなミッドシップ自然吸気6.5リッターV12エンジンに3基の電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムにより、システム最高出力1080CV(自然吸気V12エンジンが835 CV、3基の電気モーターが245 CV)を実現。

 0-100 km/h加速はわずか2.4秒、最高速度は350 km/hを超えます。パワーウェイトレシオも1.64 kg/CVと、ランボルギーニ史上最高の数値を記録しています。

 8速デュアルクラッチギアボックスは縦置きV12の後方に横置きに配置され、トンネルの下の空いたスペースに電気モーター用のリチウムイオンバッテリーを収容。このレイアウトによって最終的な重量を低く抑えることができ、スペースもよりコンパクトに収めることができます。

 フェノメノには、今回ランボルギーニに初めて搭載される6Dセンサーや革新的なCCM-R Plusカーボンセラミックブレーキを装備。

 6Dセンサーは車体の重心付近という戦略的な位置に配置され、3軸すべての加速度と角速度をリアルタイムに測定する役割を果たします。

 CCM-R Plusカーボンセラミックブレーキシステムは、SC63などのLMDhレースカーのブレーキで使用される技術と同様の革新的なシステムで、公道でもレース級のパフォーマンスをもたらします。

 フェノメノは、2007年のReventonから始まり、Sesto Elemento(2010年)、Veneno(2013年)、Centenario(2016年)、Sian(2019年)、Countach(2021年)へと連なるランボルギーニの伝統的な限定モデルの集大成として位置付けられています。

 なおLamborghini Ad Personamプログラムを利用すれば、400を超えるボディカラーとほぼ無限に広がるインテリアのオプションから、真に唯一無二の特別な一台を仕立て上げることが可能です。

【画像】これが限定29台の「ランボルギーニ」です。画像を見る!(30枚以上)

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Writer: くるまのニュース編集部

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