ダイハツ斬新「軽バン」に注目! “ヨーロピアン風”の「お洒落デザイン」が魅力! “流麗ボディ”&独特なサイドガラス採用! 有名カーデザイナーが手掛けた「ハイゼット カーゴ」とは?
ダイハツの「ハイゼット カーゴ」は、現在は2021年に登場した11代目を展開していますが、過去には有名カーデザイナーが手掛けた世代がありました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
有名カーデザイナーが手掛けた商用車
ダイハツの「ハイゼット」は、1960年から販売されているロングセラーの商用車です。
トラックとバンの2種類があり、日本だけでなく海外でも人気のモデルです。
現在は2021年に登場した11代目を展開していますが、過去には有名カーデザイナーが手掛けた「ハイゼットカーゴ」があったことをご存じでしょうか。

そのモデルとは、1999年に発売された9代目ハイゼットカーゴです。
それまでのハイゼットは、バンとトラックの2種類を展開していましたが、9代目へのフルモデルチェンジを機に、バンをセミキャブタイプに変更。
名称もハイゼットカーゴに改められました。
ハイゼットカーゴ最大の特徴は、ジョルジェット・ジウジアーロ氏が率いる「イタルデザイン・ジウジアーロ」によるエクステリアデザインです。
特にフロントマスクは、スタイリッシュなグリルが特徴で、従来の商用車とは一線を画す雰囲気。
先代とは全く異なるデザインに仕上がっています。
車体全体は丸みを帯びた愛らしいフォルムで、フロントからルーフへと流れるなめらかなラインや、個性的な形状のサイドガラスも目を引くポイントです。
このヨーロピアンなデザインは前期モデルのみに採用されており、マイナーチェンジ後はバンパーやフロントグリルなどが変更されました。
そのため、純粋なイタルデザインの「ハイゼットカーゴ」は、前期モデルに限定されます。
なお、「ハイゼットトラック」も1999年にフルモデルチェンジしましたが、こちらはイタルデザイン・ジウジアーロのデザインではありません。
イタルデザイン・ジウジアーロが手掛けた日本車は数多くありますが、意外にも商用車のデザインも行っており、9代目ハイゼットカーゴのほか、1969年発売のスズキ「キャリイ」(L40V型)もその一例です。
9代目ハイゼットカーゴの前期モデルは、現在中古車市場で50万円以下で購入できる個体もあり、イタルデザイン・ジウジアーロによる個性的なデザインのクルマに乗りたい方には、おすすめの1台といえるでしょう。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。
















