ホンダの最新「高級ミニバン」“ファーストクラス並み”の広々シート×軽快な走りがスゴすぎる! 復活を遂げた「オデッセイ」ライバル車にはない魅力とは!
ホンダ「オデッセイ」は、ライバル車にはない魅力にあふれた高級ミニバンです。最新モデルはどのようなところが優れているのでしょうか。
“ファーストクラス並み”の広々シートがスゴい!
ホンダの「高級ミニバン」といえば、なんといっても「オデッセイ」でしょう。
1994年に登場した初代は“ホンダの危機を救った”と言っても過言ではないモデルでした。
そんなオデッセイは、4度のフルモデルチェンジを経た5代目で幕を閉じる予定でした。日本市場向けは2021年いっぱいをもって生産を終了し、2022年には販売終了となったのですから。

しかし2023年12月に「中国からの輸入車」としてまさかの復活。フルモデルチェンジなしの復活なので、見た目はほぼ同じですが、一部改良が実施され、フロントグリルや内装が変更されたほか、先進安全性能もアップグレードしています。
そんな最新オデッセイで長距離をドライブする機会がありました。その体験で感じた「オデッセイを見直した5つのポイント」をお伝えしましょう。
●乗り降りがしやすい
まずひとつめは乗り降りがしやすいってこと。オデッセイは5代目へのモデルチェンジで後席ドアを伝統のスイングドアからスライドドアと大転換しましたが、理由はそれだけじゃなく、床が低く設定されているのです。
加えてステップ(地上約300mm)と床の段差が少ないのもイイ。
オデッセイのライバルといえば実質的にトヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」(以下、アルヴェル)とか日産「エルグランド」になってくると思いますが、それらよりも床が低いから乗り降りがスムーズ。年配の人でも楽に乗り降りできるでしょう。
これはライバルに対する大きなアドバンテージです。
●2列目足元はしっかり広い
今どきのミニバンは2列目の快適性が大切です。2列目/3列目の絶対的な広さや快適性はアルヴェルにはかないませんが、オデッセイの2列目の広さだってなかなかのもの。
3列目を畳み、2列目を最後方へスライドすれば、着座位置はだいたいCピラーと同じくらいの位置になり、その時の足元スペースと言ったら「足を前に伸ばしても足先は1列目の背中には到底届かない」というレベル。
国際線飛行機のビジネスクラスを超えて、ファーストクラス並みといっていいでしょう。正直、広さにあきれるほど。
「オデッセイの2列目はライバルよりも狭くてイマイチ…」なんてことはまったくもってありません。久しぶりに試乗したら、改めて意外に感じた部分です。
低身長フォルムだから気になる人もいるかもしれない頭上の余裕も、乗ってしまえば全く気にならないのもお伝えしておきましょう。
オデッセイの室内高は1285mmと、アルヴェルの1360mmにはかなわないものの「エルグランドの1300mmとほぼ変わらない」といえば意外に感じられるかもしれません。普通にゆとりのある設計となっています。
●2列目座り心地が良好
2列目に座ってみて「これは見事」と思ったのが座り心地です。クッション性がよくて、座るとマシュマロに包まれたんじゃないかと錯覚するほど柔らかく優しく身体を包んでくれるんです。これが気持ちいい。
その理由は表皮の下へ入れた厚さ30mmものソフトウレタン。座り心地のよさに徹底的にこだわっており、この感触はアルヴェルの一般的なモデルやエルグランド以上の柔らかさで、癖になりそう。
あと、背もたれは上部だけを独立で角度調整できる中折れ機能が組み込まれているのも良くて、実際に使ってみると快適すぎました。



















































