トヨタが名車「パンダトレノ」を復活!? 伝説の“AE86”完全再現した「白黒ツートンカラー」が超カッコイイ! 昭和感すごい“旧車風”デザイン採用した最新「GR86」特別仕様車の姿とは!
トヨタがスバルと共同開発したFRスポーツカー「GR86」には、名車とうたわれるスポーツカー「AE86」を彷彿とさせる、魅力的な特別仕様車が国内外に存在しました。
トヨタが名車「パンダトレノ」を復活!?
トヨタがスバルと共同開発したFRスポーツカー「GR86」。
同車は、かつて「カローラレビン」や「スプリンタートレノ」といったスポーツカーに憧れた、あるいは所有していた世代をメインターゲットに据えたモデルです。
そんなGR86には、名車と名高い通称「パンダトレノ(AE86型)」を彷彿とさせる、魅力的な特別仕様車が国内外に存在しました。

その一つが、2024年7月に開催された「FUJI 86/BRZ STYLE 2024」でも展示された、「RZ“40th Anniversary Limited”」です。
これはAE86型の誕生40周年を記念して開発されたモデルで、GR86をベースとしながら、AE86の特徴を見事に再現しています。
なかでも目を引くのは、AE86へのオマージュを感じさせるエクステリアデザインです。
ボディカラーは「クリスタルホワイトパール」と「スパークレッド」の2色のみを設定し、これにディーラーオプションの「40周年記念サイドデカール」を装着することで、AE86の象徴的なツートンカラーを再現できます。
さらに、ドアハンドル部分には通常モデルとは異なる「クリスタルブラックシリカ」が特別に塗装されており、外観をよりAE86に近づけるという細やかな工夫も見逃せません。
内装においても、運転席と助手席のドアトリムには「SINCE 1983 40TH」の刺繍が入り、ディーラーオプションとしては「40周年記念フロアマット」も用意されています。
この特別仕様車は全国のGR Garageを通じて期間限定で販売され、販売台数はわずか200台と非常に希少なモデルとなっています。
RZ“40th Anniversary Limited”の車両価格(消費税込)は、6速MTが382万2000円、6速ATが392万円で、ベースモデルに比べて34万6000円高という設定でした。
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海外でも、先述のRZ“40th Anniversary Limited”と同様に、パンダトレノをオマージュしたモデルが販売されています。
それが北米市場に存在した「TRUENO Edition(トレノエディション)」で、こちらもGR86をベースにAE86の要素を取り入れた特別な一台。
外観では、AE86を彷彿とさせるブラックのラッピングがボンネットに施され、サイドパネルにはストライプのサイドデカールと「TRUENO Edition」のロゴが誇らしげにあしらわれています。
また、ブラックメタリックカラーの専用アルミホイールやダックテール形状のスポイラー、ドアハンドル、ミラーキャップなど、ボディの各所にブラックのパーツを効果的に取り入れているのが特徴です。
さらに、フロントバンパーリップとリアデッキリッドには「TRUENO Edition」のバッジも装着。
ボディカラーはホワイトとレッドの2色のみを設定し、まさに当時のパンダトレノのツートンカラーを強く想起させる演出となっています。
この特別仕様車は、車名にちなんで生産台数も860台に限定され、2023年に発売されました。
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このように、日本のRZ“40th Anniversary Limited”も、北米のTRUENO Editionも、かつて多くの人々を魅了したAE86への敬意と愛情を現代の技術で再解釈した、特別なモデルです。
また単なる復刻版にとどまらないことにより、AE86からGR86まで続くトヨタのスポーツカーの系譜を明確に印象付け、両車の存在感を際立たせることにも成功しているのではないでしょうか。
Writer: くるまのニュース編集部
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