映画「ワイルド・スピード」に出演した「マツダ車」が約1億8000万円!? 「めちゃカッコいい!」「価格が高い…」と反響も! 英国で落札された超極上の「RX-7」がスゴい!

映画「ワイルド・スピード」で活躍したマツダ「RX-7」がオークションに登場。91万1000ポンド(約1億8100万円)という高額で落札されました。

オークションで落札された超極上の「RX-7」がスゴい!

 2025年7月11日、イギリスで開かれた伝統あるモーターイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」の会場で、一台の特別なクルマがオークションに出品され、注目を集めました。

 それは、人気カーアクション映画「ワイルド・スピード:TOKYO DRIFT」のスクリーンを飾ったマツダ「RX-7 FD3S」です。

 どのようなモデルなのでしょうか。

約1億8100万円の「RX-7」!(Photo:Bonhams Cars)
約1億8100万円の「RX-7」!(Photo:Bonhams Cars)

 RX-7は、マツダ独自の小型高出力なロータリーエンジンを搭載し、その流麗なスタイリングで1978年のデビュー以来、国産スポーツカーの代名詞として愛されてきました。

 今回オークションにかけられたのは、1991年に登場した3代目、通称「FD3S型」。この世代で最後の限定車「スピリットR」では、全長4285mm×全幅1760mm×全高1230mmのボディに、後期型では最大280馬力を誇る654ccの2ローターシーケンシャルツインターボエンジンが搭載されていました。

 オークションに出品されたこの車両は2006年公開の映画のために、1992年製のRX-7をベースに大胆なカスタムが施されたもので、実際に撮影で使用されたうちの一台。

 エクステリアにはアフターパーツメーカー「ヴェイルサイド」製のワイドボディキットが装着され、全幅が200mm以上も拡大されています。

 インテリアも同様に、ヴェイルサイド独自のレーシングバケットシートや、ツインアンプを備えたアルパインのサウンドシステム、そしてセンタートンネルに置かれたNOSボトルが、劇中の世界観を色濃く反映しています。

 ドアやエンジンベイには「#71 HANS」というラベルや、撮影で使われたカメラマウントの跡がそのまま残されているのも大きな特徴でしょう。

 出品にあたり大規模なオーバーホールも済ませており、エンジンはカタログスペック通りの約280馬力を発揮。約1050キロという軽量な車体と、約5000マイル(約8046キロ)という走行距離からも、車両の状態が極めて良好であることがうかがえます。

 申し分のないコンディションに加え、世界的な映画作品への出演という「付加価値」が大きく評価され、最終的に91万1000ポンド、日本円にして約1億8100万円という高額で落札されることとなりました。

※ ※ ※

 この貴重なRX-7に対して、ネットではさまざまな反響が寄せられています。

「めちゃめちゃカッコいいんだけど!」「劇中のこのRX-7はフェアレディZより遥かに目立っていたね!」など、その存在感のあるデザインに着目する声が届いています。

 また、「フェラーリやポルシェとかに同じ金額出すなら断然こっちだな」「クルマ好きではなく映画好きが買うんだろうなー」といった書き込みも見受けられました。

 一方で、「1億8000万円とは高すぎる!」と高額な落札額に驚く声のほか、「みんな海外でオークションにかけられて日本車が消えていくね」と国産スポーツカーの海外流出を嘆く声もありました。

【画像】超カッコいい! これが1億8000万円超の「マツダ車」です!(30枚以上)

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Writer: くるまのニュース編集部

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