早くもフルモデルチェンジ!「KX450F」を2019年モデルとして発売 カワサキ
カワサキは、モトクロスレース専用車両「KX450F」をフルモデルチェンジし、世界で順次発売します。新型「KX450F」は、ファクトリーチーム同様の最新技術が多数採用されています。
戦闘力をさらに高めたモトクロスレース専用車両
川崎重工は、モトクロス競技専用モデルの最上位機種である「KX450F」をフルモデルチェンジし、2019年モデルとして発売開始しています。欧州、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本、ブラジルで順次発売を開始し、日本には2018年夏頃の発売を予定しています。
昨年のAMAモトクロス選手権では、「KX450F」を駆るイーライ・トマック選手がチャンピオンを獲得し、デビューから40年以上にわたり世界各地のレースで勝利を積み重ねてきました。
「ライダーを表彰台の最上段に導く」というコンセプトの「KX450F」は、AMAスーパークロス/モトクロス選手権やモトクロス世界選手権に参戦するファクトリーマシン(車両製造メーカーが直接運営を行うレースチーム)と同様の先進技術を各所に採用し、レースにおける戦闘力を高めています。
外観は、カワサキのレース活動を象徴するライムグリーンを主体に、ファクトリーマシンをイメージさせるライムグリーンのカラーリングとグラフィックデザインを施し、シャープかつレーシーなルックスとしています。
新設計の449cc水冷4ストローク単気筒エンジンを搭載は、3.4馬力の出力向上を実現しています。
KXシリーズとしては、セルフスターターと油圧クラッチを初採用することで、レース中の不意なエンジンストールでも素早くエンジンを再始動することを可能とし、さらに、ダイレクトかつ安定したクラッチレバー操作を実現しています。
車体は、ライダーが容易に前後移動できるよう、シート上面を長く滑らかな形状とし、燃料タンクをより低くフラットにすることで、さらに前寄りの運転姿勢を取ることが可能となっています。
「KX450F」には、ファクトリーマシンと同仕様のローンチコントロールシステムが装備されています。
ローンチコントロールシステムは、ハンドルバーに設置されたのボタンを押すことで、滑りやすい路面から効率よくスタートできるように設定されており、スタート直後の第1コーナーにトップで進入することに効果を発揮します。
「KX450F」のアクセサリーには、KXキャリブレーションキットが用意されています。ポータブル型コントローラーを採用し、PCや外部電源なしでエンジンマップを書き換えられます。コースコンディションに素早く対応するため、キットには7種類のエンジンマップがあらかじめ設定されています。
「KX450F」の米国での販売価格は、9299ドルです。
【了】