6速MT搭載! 日産「悪魔の“Z”」が凄かった! 旧車デザインの「伝説ブルー」に旧式「直6」+ツインターボ×ニトロも搭載! 車好き大興奮した米ENEOSのカスタムカー「240Z」とは

今なお国内外で高い人気を誇る日産の初代「フェアレディZ」ですが、米国では昨年、人気漫画の主人公の愛車である“悪魔のZ”をオマージュしたカスタムモデルが製作され、大きな話題となりました。

本気のカスタムに遊び心をプラスした「デビルZ」

 日産の初代「フェアレディZ」は、アメリカをはじめ世界各国でヒット作となった名車です。今なお高い人気を誇る“初代Z”ですが、アメリカでは昨年、初代Zのあるカスタムモデルが大きな話題を集めました。

 それは人気漫画「湾岸ミッドナイト」の主人公の愛車、「悪魔のZ」をモチーフにした1台だったのです。

 いったいどのようなクルマなのでしょうか。

SEMA2024で披露された「悪魔のZ」
SEMA2024で披露された「悪魔のZ」

 初代フェアレディZは1969年に日本でデビューした、2ドアファストバッククーペのスポーツカーです。

 型式名称から「S30型」とも呼ばれる初代Zは、主にアメリカ市場における、安価なスポーツカーを求めるユーザー層をターゲットとして開発されました。

 直列6気筒エンジンやストラット式の4輪独立懸架サスペンションなど、先進的なメカニズムをスタイリッシュなクーペボディに搭載し、さらにライバルを大幅に下回る低価格で発売された初代Zは、たちまち大ヒット。

 全世界トータルで約55万台を販売し、大成功を収めました。

 以降、フェアレディZは現行のRZ34型までの計7世代にわたって根強い支持を集め続け、2025年現在もアメリカと日本を中心に高い人気を誇っています。

 今もクラシックカーとして高い人気を誇る初代Zは、メディア作品にも度々起用されています。

 なかでも有名なのが、楠みちはる氏原作の漫画「湾岸ミッドナイト」シリーズ。主人公、朝倉アキオの愛車として知られるのが、“悪魔のZ”と呼ばれる初代フェアレディZです。

「ミッドナイトブルー」のボディが特徴的な悪魔のZは、首都高で最速だった高度なチューニングカー。

 これまでのオーナーは全員が大けがや事故死を遂げた一方、Zは何度クラッシュしても蘇り続けてきました。

 悪魔のZに魅せられたアキオは、スクラップに寸前だったこのクルマを購入。再び首都高に戻ってきたZを通じて、さまざまな人間ドラマが展開されます。

 そんな悪魔のZにオマージュを捧げたカスタムモデルが、2024年11月に米国ラスベガスで開催された世界最大のカスタムカーショー「SEMA SHOW 2025(セマショー)」で披露された「デビルZ(悪魔のZ)」です。

 セマショーのENEOSブースに出品されたデビルZは、初代Zの北米輸出モデルである「ダットサン 240Z」の1971年モデルがベース。

 オーナーのジョン・ラウ氏と、デザイナーのジョン・シバル氏がコラボにより、内外装からパワートレインまでフルカスタムが施されています。

 エクステリアはSkillard製の大型スプリッターや大型ワイドフェンダー、大型リアディフューザーを装着し、レーシングカー並みの迫力を感じる仕上がりです。

 エンジンは純正の「L24型」2.4リッター直列6気筒から2.8リッターの「L28型」へと換装。さらにこれを3リッターへとボアアップしたうえで、87mmの鍛造ピストン、コネクティングロッドを組み込んでいます。

 吸排気系にも手が入っており、「P90」エンジンヘッドにはポート研磨などの加工が施されました。

 また、ギャレット製「G35-900」ターボチャージャーを装着するほか、燃料供給システムはハルテック「2500」によって電子制御インジェクション化。加えてNOS(ナイトロオキサイドシステム/ニトロ)も搭載し、驚異的なパフォーマンスを実現しました。

 さらに駆動系もエンジンのパワーアップに合わせ、日産用6速マニュアルとフォード製デフで強化。足回りには340mmの大径ブレーキローターやApexエンジニアード製サスペンションをインストールしたほか、ボディ剛性も強化しています。

 タイヤはトーヨー「プロクセスR888R」をチョイス。ホイールは「ワーク マイスターM1」を組み合わせています。サイズはフロントが17インチ×11.5J、リアは18インチ×13Jの超ワイドサイズです。

 まさに“最速仕様”にふさわしいスペックな一方で、外装には悪魔をモチーフにしたフォークエンブレムや、「悪魔のZ(Devil Z)」専用のオイルキャップを装着するなど、ディテールにはちょっとした“遊び心”を感じる部分も。

 見た人が楽しめるような仕掛けも施されました。

※ ※ ※

 公開当初、「デビルZ」は米国のみならず日本でも話題となり、湾岸ミッドナイトの原作やフェアレディZのファンから注目を集めました。

 S30型初代フェアレディZの人気は、登場から50年以上が経過した今なお全く衰えていないようです。

【画像】超カッコイイ! これが「悪魔のZ」です!(42枚)

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