2025年8月5日、BMWの日本法人は「3シリーズ」の新たな限定車「BMW3シリーズ誕生50周年記念特別限定車」の販売を同日より開始したと発表しました。

　2025年11月からのデリバリーを予定しているといいます。

　3シリーズは、1975年に発売された第1世代「E21」型の登場から40年以上にわたり、世代を超えて親しまれるプレミアムセグメントのコンパクト・スポーツ・セダンです。

　またラインナップには4ドアセダンにくわえて、余裕あるラゲッジ・スペースを備えた派生モデルとなる5ドアステーションワゴンモデル「ツーリング」も設定しており、BMWの中核をなす主力モデルを担っています。

　3シリーズの現行モデルは7代目で2019年に登場。L字形の灯体を備えた斬新なデザインのヘッドライトや、新形状の「キドニーグリル」を採用したほか、先進運転支援機能も強化されました。

　また2022年と2024年にはデザイン変更を含めた一部改良が実施され、常に機能の熟成が図られています。

　そんな3シリーズに今回、誕生50周年を記念する日本専用の特別限定車が登場しました。

　通常モデルをベースに、限定車であることを主張する「50周年記念バッチ」を装着するほか、バイカラー仕様の「19インチのMアロイ・ホイール」やブルー塗装の「Mスポーツ・ブレーキ」、ブラック・ハイグロス仕様の「Mリヤ・スポイラー」などスポーティなパーツを特別に装備することで、スポーツセダン／ワゴンとしてのキャラクターと魅力を強化しています。

　また、最新世代の安全機能・運転支援システムも搭載されており、例えば「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を使用すれば、高速道路での渋滞時に一定の条件下においてステアリングから手を離しての走行が可能など、安全にドライバーの運転負荷を軽減することが可能です。

　さらに最先端のコネクティビティも有しており、音声で車両の操作、目的地の設定ができるほか、Apple CarPlayへの対応、スマートフォンで事前に検索した目的地データを車両に送信するなど、利便性が大幅に高められているのも特徴です。

　このように、通常では選択できない数々の装備を取り入れながら、魅力的な価格を実現したというBMW 3シリーズ誕生50周年記念特別限定車。

　車両価格（消費税込、以下同）はセダンタイプの「BMW 3シリーズ 50th Anniversary Limited」が698万円、「BMW 320d xDrive M Sport 50th Anniversary Limited」が836万円、「BMW M340i xDrive 50th Anniversary Limited」が1096万円。

　またステーションワゴンタイプの「BMW 3シリーズ 50th Anniversary Limited Touring」が728万円、「BMW 320d xDrive M Sport 50th Anniversary Limited Touring」 が866万円、「BMW M340i xDrive 50th Anniversary Limited Touring」が 1124万円です。

　販売台数は日本全国で合計710台限定となり、すべて右ハンドル仕様となっています。