マツダ「“新”2ドアスポーツカー」登場へ! 史上最高“700万円仕様”は「高性能2リッターエンジン」で200馬力発揮! 専用“チューニング”でスペシャルな「MSRロードスター」に期待

マツダ「ロードスター」にこの秋、スペシャルなモデルが追加される予定です。一体どのようなクルマなのでしょうか。

歴代でもっとも特別な「ロードスター」

 今年2025年1月開催のカスタムカーショー「東京オートサロン2025」で展示されていたマツダ「ロードスター」のスペシャルモデル。

 それが「マツダスピリットレーシング ロードスター(以下、MSRロードスター)」と「マツダスピリットレーシング ロードスター 12R(以下、ロードスター 12R)」です。

 あまり詳細なアナウンスは無かったものの、ここにきて少しだけ具体的な動きがありました。

「ロードスター」のカスタムモデル「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」
「ロードスター」のカスタムモデル「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」

 2025年7月24日にマツダは公式Xにて「年内発売予定の2.0Lソフトトップモデルの特別なロードスターをご存じですか?」(一部抜粋)という文面を投稿しました。

 これまで、MSRロードスターやロードスター12Rに関する登場時期は「秋ごろ」といった、ややぼかした表現でしたが、「年内発売予定」と明確に表現したのは珍しいことです。

 投稿はサラッとした発表だった印象ですが、スペシャルな2台のロードスターが年内に登場するのは、より確実になったと言えます。

 既に多くのメディアでも取り上げられている2台ですが、最大のポイントはソフトトップボディにパワフルな2リッターエンジンが搭載されるという点です。

 これまで、日本市場で販売されているソフトトップモデルは1.5リッターのみの展開でした。

 軽量なソフトトップとパワフルな2リッターエンジンの組み合わせは、海外市場では販売されていることもあり、日本のロードスターファンからも販売を望む声があったのです。

 まさに、「日本市場待望のモデル」と言えます。

 電動格納ハードトップの「ロードスターRF」と同じ184psを発生するエンジンを搭載するMSRロードスターと、このエンジンを更にチューニングし、専用のカムシャフト、シリンダーヘッド、ピストン、エキゾーストマニホールドなどを採用して最高出力200psを目指しているロードスター12R。

 2台は年内に発売される訳ですが、どちらもロードスターの歴史に名を刻む特別なモデルとなることは間違いないでしょう。

 なお、価格は東京オートサロンの発表時に、MSRロードスターが500万円台、ロードスター12Rが700万円台を予定しているとアナウンスされ、ロードスター史上最高額となります。

 年内発売予定となると、10月末から開催される「ジャパンモビリティショー2025」で詳細な発表と展示が行われるのが濃厚と言えますが、それよりも前となる10月4日~5日に富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催されるマツダの公式ファンイベント「マツダファンフェスタ」で何かしらの発表があるのではないかと思われます。

 ここから秋にかけて、徐々にその詳細が明らかになっていくことでしょう。ロードスターの歴史を語る上で欠かせないモデルとなるスペシャルな2台の今後の情報に注目です。

【画像】超カッコいい! これがマツダの「2リッターロードスター」です! 画像で見る(63枚)

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Writer: 西川昇吾

1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。

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