新車98万円で「3人乗り」! 新型「凄い小さいクルマ」発売! 全長2.2mで「丸目2灯顔」採用! 「普通免許」で公道も走れる“画期的マシン” EVジェネシス「スリールオータ」3輪EV発売

EVジェネシスは、ソーラーパネルを装備する3輪EVモビリティ「スリールオータ」を発売しました。

画期的「充電しながら走れる」3輪車登場

 EV(電気自動車)モビリティの企画を行うEVジェネシス(東京都渋谷区)は2025年7月31日、ソーラーパネルを装備する3輪EVモビリティ「3RUOTA(スリールオータ)」を発表しました。

 8月1日から発売しています。

EVジェネシス「3RUOTA(スリールオータ)」
EVジェネシス「3RUOTA(スリールオータ)」

 スリールオータは2024年に実証実験を開始したEV3輪車です。EVジェネシスによると「日常の移動手段としても災害時の“電力支援車”としても活躍する3輪電動モビリティ」といいます。

 パートナー企業のPXP(相模原市中央区)が開発した「曲がる太陽電池」を搭載しており、軽量かつ1mmの極薄で、高い発電能力を持ちます。

 1日間太陽光だけで発電した電力では約15〜20kmの走行が可能としており、さらに高性能な「ペロブスカイトタンデム型」にアップグレードした場合は1日の発電で約25km〜30kmの走行が可能になると見込んでいるといいます。

 搭載バッテリーは通常の鉛バッテリーに加え、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーも採用し、高い安全性を確保しているほか、低温化での充放電の動作性も実現。

 さらに、75Ahの走行用バッテリーに加え、車両に90Ahの「電配用バッテリー」を搭載することで、車両に備わるソーラーパネルで充電した電力を貯め、災害時に被災地に電力を届けることも可能になっています。

 走行用バッテリーは150kmの航続距離を達成し、電配用バッテリーはスマートフォン600台分の電力を確保可能。また、車両には最大で電配用バッテリーを3台搭載することができます。

 なお、ボディ構造などはニーズに合わせてカスタムが可能で、ベーシックな「EVJ-001S」は、ボディ一体のルーフ付き仕様でドアを持たないモデルです。

 3輪バイクのようなバーハンドル付きの車体を持ちますが、大きなフロントウインドウや愛嬌のある丸型のヘッドライト、乗用車風のドアミラーを装備しており、内装は通常の乗用車のようなしっかりとしたフロントシートを採用しています。

 ボディサイズは全長2270mm×全幅1190mm×全高1570mm。最高速度は45km/hで、乗車定員は3名となります。定格出力は1500Wで、車体重量は206kgです。

 今回発売されるスリールオータは30台の限定モデルとなっており、通常はオプションのソーラーパネル2枚に加え、雨風の侵入を防ぐハードドアを装備します。ボディカラーはホワイト/ペパーミントグリーン/ピンク/バイオレットの4色です。

 価格(消費税込)は115万円で、登録は「側車付軽二輪」(普通自動二輪免許以上)または「ミニカー」(普通免許)のどちらかになります。

 この限定モデルでは効率のよいナトリウムイオンバッテリーへの変更や、バッテリー容量アップ(航続距離180km)、トルクや登坂能力の高いハイスペックモーターへの換装も実施できます。

 なお、スタンダードモデルも発表され、ドアはビニールタイプ、ソーラーパネルレス、ボディカラーはホワイトになるなどの違いがありますが、価格は98万円とやや手頃になっています。

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Writer: くるまのニュース編集部

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