トヨタ「シエンタ」は2022年に発売された3代目が現在。販売されています。コンパクトミニバンとして人気な1台ですが、どのような特徴があるのでしょうか。

　またユーザーからの反響にはどのようなものがあるのでしょうか。

　シエンタは2003年9月に誕生して以来、安心して扱えるコンパクトなボディサイズに広々とした室内空間と7人乗車のミニバンの利便性を兼ね備えたクルマとして、日本の家族に親しまれて、現行の3代目は2022年に登場しました。

　初代から受け継がれてきた「コンパクトカーの運転のしやすさ」と「ミニバンの利便性」を深化させ「日本の家族の生活に寄り添い、安心・快適な毎日をサポートする一台と」というコンセプトを持ってます。

　3代目となるシエンタは「扱いやすい5ナンバーサイズ」「最新の安全・安心装備」「低燃費」「お求めやすい価格」という魅力はそのままに、初代からの「使い勝手の良い室内空間」を一層磨き上げることに注力。

　特に重視されたのは2列目シートの居住性で、全長・全幅を変えることなく、足元スペースやヘッドクリアランスを広げることで、大人7人がしっかり乗れる室内空間を実現しています。

　デザインは「シカクマル」というシンプルなモチーフを採用し、コーナー部を丸くすることでコンパクトな印象と取り回しの良さを表現。

　また5ナンバーサイズながら広々とした室内空間を実現しており、クラストップレベルとなる最大1,000mm（先代比+80mm）の前後カップルディスタンスにより、2列目の居住性が大幅に向上しました。

　さらには330mmという低いフロア地上高を維持しつつ、パワースライドドア開口部の高さを1200mm（先代比+60mm）に広げ、後席への優れた乗降性を実現。子供から高齢者まで家族全員が楽な姿勢で乗り降りできるよう配慮されています。

　主な機能面では、 「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」、「天井サーキュレーター」、「後席用サンシェード」、「運転席シートバックスマホポケット（Type-C2個付）」などを採用。

　さらに、消臭・撥水撥油加工を施したファブリックシート表皮を採用し、食べ物や飲み物をこぼしても拭き取りやすい工夫もされています。

　パワートレインには、ハイブリッドとガソリンの2種類を用意。ハイブリッドモデルは、1.5Lダイナミックフォースエンジン（M15A-FXE）とハイブリッドシステムの組み合わせにより、WLTCモード燃費28.8km／L（2WD・5人乗りタイプのXグレード）を達成。

　ガソリンモデルでも、1.5Lダイナミックフォースエンジン（M15A-FKS）とDirect Shift-CVTの組み合わせにより、WLTCモード燃費18.4km／L（2WD・5人乗りタイプ）を実現し、ガソリン車としてもクラストップレベルの燃費性能を誇ります。

　ボディ・サスペンションには、TNGAプラットフォーム（GA-B）をベースにした新設計が採用され、軽量でありながらバランスの取れた高剛性ボディにより、上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現。また、最小回転半径5.0mにより、狭い道や駐車場でもスムーズな取り回しが可能です。

　また2024年5月の一部改良では、ボディカラーに「プラチナホワイトパールマイカ」「ダークグレー×アーバンカーキ」を設定。

　これまでのメーカーオプションだった「10.5インチディスプレイオーディオ」「パノラミックビューモニター」「スマートエントリー＆スタートシステム」を標準装備。

　さらには「デジタルキー」と「外部給電アタッチメント」新たにメーカーオプション設定するなど、主に使い勝手の面が向上しました。

　そんなシエンタのグレード構成はZ、G、Xの3種類。価格帯はガソリンモデルが199万5200円〜268万6600円、ハイブリッドモデルが239万円〜323万4600円となっています。

　さらに、販売店装着オプションも充実しており、「アウトドア」「ファミリー」「フレンディ」など好みに応じたアイテムセットも用意。

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　発売から3年経ったシエンタですが、現状についてトヨタ販売店は次のように話しています。

「子供が小さい、高齢者を乗せる、そして買い物にもよく行くファミリー層からは人気です。また以前よりは減りましたが、5人乗りでは車中泊をされる年配層からも支持されています」

　またSNSでの反応も好評で、「シエンタのデザインが可愛い！」「室内の広さと外観のコンパクトさのバランスが絶妙」「使い勝手を考えた収納の多さが日常で便利」といった声が寄せられています。