メルセデス・ベンツ新型「Gクラス」、39年振りの全面刷新もあえてフルモデルチェンジと言わない意図とは?
高級SUVのマーケットはまだ伸びる?
――高級SUVの今後のマーケット見通しは?
10年前は統計値で「SUVはそんなに人気が無いね」と言っていましたが、今は風変りしてきたようで車高が高いSUV風なモデルでも、かなり人気がありますね。これは国産・輸入車問わず、人気があると思います。
メルセデス・ベンツとしても「GLC」「GLE」「GLS」と、SUVモデルを用意しており、おかげさまで順調に台数を伸ばしています。そしてこの「Gクラス」も安定した台数で推移していますので、たぶん輸入車の中ではSUVを一番売っているブランドではないかなと。種類が多いこともありますけれどもね。
マーケットの見通しという意味では、SUVはコンパクトから大柄なサイズまであるので一概には言えませんが、コンパクトなSUVはまだまだ伸びていくのではと思っています。Gクラスのような枠にとらわれないモデルは安定的に今後も売れていくと思います。
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新型「Gクラス」は、見た目のアイコンこそ変わらないですが、伝統を最新技術で大幅なアップデートされています。機能性や居住性はもちろん、ラグジュアリーさも向上されているのは見ればすぐにわかります。
シンプルな現行型か、ほぼすべてが生まれ変わった新型を選ぶか、好みの「Gクラス」を選べる時間は年内いっぱい、あるかないかということですので、現行型を希望する方はあまり時間がなさそうです。
ちなみに、新型Gクラスの納車開始は、8月下旬からを予定しているとのこと。価格(消費税込)は、「G 550」が1562万円、「メルセデス AMG G 63」は2035万円です。
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