斬新「ヴェルファイア セダン」発表! 全長5m超えの“堂々ボディ”&「豪華な白内装」採用! まさかの「大排気量V8エンジン」搭載! ド迫力なNATS「高級セダン」の正体とは?
2025年6月27日に日本自動車大学校(NATS)成田校は「東京オートサロン2026」で公開予定のカスタムカーについて詳細を明かしました。なかでもミニバンとセダンを融合した「ヴェルファイア セダン」とは、一体どのようなモデルなのでしょうか。
超カッコイイ「ヴェルファイア セダン」の魅力とは?
2026年1月9日から11日に開催予定の「東京オートサロン2026」に向けて、2025年6月27日に日本自動車大学校(NATS)成田校の学生たちが、製作案発表会を通じて出展予定のカスタムカーの詳細を発表しました。
学生たちが目指す東京オートサロンは、世界中から注目を集めるカスタムカーの祭典で、アメリカの「SEMAショー」、ドイツの「エッセンモーターショー」と並ぶ世界3大カスタムカーショーの1つに位置付けられているほどです。
前回の2025年1月に幕張メッセ(千葉市美浜区)で行われた当イベントでは、大手自動車メーカーをはじめとする389社の自動車関連企業や学校がカスタムカーを出展し、海外メディアも取材に来るなど大きな話題となりました。
今回は、来年1月の祭典に向けて詳細が発表されたカスタムカーのうち、ミニバンとセダンの融合が斬新な「ヴェルファイア セダン」についてご紹介します。

NATSは自動車業界で活躍できるプロフェッショナルを育成する学校で、自動車整備科、カスタマイズ科、モータースポーツ科、自動車研究科の4つのコースを設け、学生の将来の進路に合わせた教育環境や充実した設備が特徴です。
特にカスタマイズ科では、毎年卒業制作としてカスタムカーを製作し、東京オートサロンに出展しています。
1997年の創設以来、同イベント内のカスタムカーコンテストで数多くの入賞実績を誇ります。
今回発表されたヴェルファイア セダンのコンセプトは、クルマの多様化です。
トヨタ「クラウン」がブランド展開を図り、従来からのセダンに加え新たにSUVなどの多様なモデルをラインナップして人気を集めていることに着目。ファミリー層から支持されるミニバンブランドのセダンモデルを製作するアイデアが生まれました。
その結果、トヨタの上級ミニバン「ヴェルファイア」を軸としたカスタムカーが考案されました。
ベース車両はレクサス「LS460(4代目)」で、ボディサイズは全長5060mm×全幅1875mm×全高1465mmと、全長・全幅においては現行ヴェルファイア(全長4995mm×全幅1850mm×全高1945mm)と近いサイズ感です。
駆動方式はFR、トランスミッションは8速ATを採用し、エンジンは最高出力385ps・最大トルク500Nmの4.6リッターV型8気筒エンジンを搭載します。
そんなLS460の外装をヴェルファイア仕様に変更。
ヴェルファイアのフロントバンパーを短縮加工して装着することで、力強く高級感のあるフロントフェイスを実現するといいます。
さらに、純正ヘッドライトとテールライトを装着するため、ボンネット、フェンダー、トランクにも加工が施される予定だそうです。
内装は、現行モデルであるレクサス「LS500(5代目)」をイメージした白基調のシートに変更し、ステアリングも交換。
足回りには、純正エアサスペンションを活用し、車高を自由に調整可能なエアサスペンションコントローラーを導入してローダウンを実現するといいます。
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このヴェルファイア セダンは、2026年1月の東京オートサロンへの出展と、2月の車検取得を目指して製作が進められています。
さらに、同年3月には完成したカスタムカーを使った卒業旅行を兼ねたテストランキャラバンも計画されています。
なお、発表会では学生たちがNATSや自動車業界全体の発展に貢献できるカスタムカーを目指す意気込みを語りました。
どのような仕上がりになるのか、公開が楽しみな1台です。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。






































































