約224万円から! トヨタ「新型SUV」がスゴイ! “RAV4サイズ”のちょうどいいボディ&「めちゃ広ッ車内空間」も魅力! 1ヵ月半で「2万台以上」の注文殺到の「bZ3X」中国モデルの魅力とは?
2025年3月6日に中国市場で販売を開始したトヨタの「bZ3X」が約1カ月半で1万台以上を納車し、受注残が1万2000台に達する大ヒットを記録しています。日本市場への進出にも期待が高まっていますが、一体どのようなモデルなのでしょうか。
大ヒットしているトヨタ新型SUVの仕様とは?
2025年3月6日、トヨタと広州汽車集団による新型SUV「bZ3X」が中国市場で販売開始となりました。
驚くべきは「RAV4」並みの大きさで220万円前後という破格の価格とその人気ぶりです。
このモデルは発売からわずか1カ月半で1万台以上を納車し、受注残が1万2000台に達するなど、すでに大ヒットとなっています。

「bZ3X」はトヨタと広州汽車集団有限公司、広汽トヨタ自動車有限会社、IEM by TOYOTAが共同開発したファミリー向けのバッテリー電気自動車です。
ユーザーのニーズに徹底的に寄り添い、新しい価値を創造することをテーマに2024年4月の北京モーターショー2024で世界初公開されました。
これは同時公開されたSUV「bZ3C」と共に、トヨタのBEVサブブランドであるbZシリーズの最新モデルとして位置付けられています。
また「COZY HOME(居心地の良い家)」をコンセプトに掲げ、広々とした大空間とゆったりくつろげる快適性を兼ね備えた1台です。
ボディサイズは全長4600mm×全幅1850mm×全高1660mmで、ホイールベース2765mm。
アウトドアにも最適なトヨタのRAV4と近しいサイズ感で、同シリーズの「bZ4X」と比較すると若干コンパクトですが、ルーフの傾斜を抑えたボクシーなスタイルによりゆとりのある室内空間を実現しています。
エクステリアにはトヨタの新世代EVに共通するハンマーヘッドデザインを採用し、横一列のシャープなLEDライトや全体的にスクエアなシルエットが、都会の街にも溶け込む洗練された力強さや近未来感を演出。
インテリアは「モダンリビング」をテーマにゆったりとくつろげる空間が設計されており、オプションのマットを組み合わせればベッドルームとしても活用できます。
更に14.6インチセンターディスプレイや11スピーカーのプレミアムサラウンドシステム、32色のアンビエントライトを搭載。
多くの装備が音声対応しているのもうれしいポイントです。
安全面では、自動運転ベンチャーのMomenta(モメンタ)社と共同開発した先進運転支援システム「TOYOTA PILOT」を搭載し、ユーザーの操作をサポート。
カーナビと連携した半自動運転を実現しており、目的地を設定するだけでアクセルやブレーキ、ステアリング操作を行います。
追従走行に加えて、車線変更や合流、駐車などの局面でも代行やアシストが可能です。
駆動方式はFWD(前輪駆動)で、モーターの最高出力は204psまたは224ps、最大トルクは200Nmまたは210Nm。
バッテリー容量はグレードによって異なり、グレードは「430Air」「520Pro」「610Max」の3種類でそれぞれ50.03kWh、58.37kWh、67.92kWhが用意されています。
またCLTCモードでの航続距離は430km、520km、610kmと、日常使いから長距離移動まで幅広く対応。
bZ3Xの価格は、430Airが10万9800元(約224万円)、最高グレードの610Maxでも15万9800元(約336万円)とかつてないほどの低価格が設定されており、中国市場で絶大な人気を誇る理由の1つとなっています(元レートは2025年7月11日時点のもの)。
電動化を進めるトヨタは、bZ3Xを皮切りに更なる中国市場での電動化を進めていく予定です。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。





















