トヨタが「“新”スゴいGRヤリス」世界初公開! 画期的な“最新エンジン”でド迫力サウンド×「従来のスポーツカー感覚」実現! 「GRヤリス Rally2 H2 Concept」をWRCで披露へ

TOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)は、水素を燃料とするエンジンを搭載した「GR Yaris Rally2 H2 Concept」を初公開します。

二酸化炭素排出量ほぼゼロを実現したラリーカー

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、2025年7月31日から8月3日に開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦「ラリー・フィンランド」にて、水素を燃料とするエンジンを搭載した「GR Yaris Rally2 H2 Concept」を初公開します。

トヨタが「スゴいGRヤリス」公開へ!
トヨタが「スゴいGRヤリス」公開へ!

 GRヤリスは、コンパクトカー「ヤリス」をベースに、WRCで勝つための専用ボディと強化されたパワートレインなどを採用した3ドアスポーツカーです。

 TOYOTA GAZOO Racing WRT(World Rally Team、以下TGR-WRT)に学んだ「WRCで競争力あるクルマづくり」や、開発初期からの社外プロドライバーによる評価によって、世界のあらゆる道でも思い通りに操れ「誰もが安心して意のままに運転できる」クルマとして2020年に誕生しました。

 ボディサイズは全長3995mm×全幅1805mm×全高1455mm。

 エンジンは最高出力が304馬力、最大トルク400Nmの1.6リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載。組み合わせるトランスミッションは6速iMTもしくはGR-DAT(8速AT)から選択が可能です。

 今回公開されるGR Yaris Rally2 H2 Concept(GRヤリス ラリー2 H2 コンセプト)は市販のGRヤリスとは異なるラリーカーの「GRヤリス ラリー2」をベースに、水素を原動力としたマシンです。

 トヨタは2021年以降、水素エンジンを搭載する「カローラ」で日本国内のスーパー耐久シリーズに参戦してきました。

 富士24時間レースにはTGR-WRTのチーム代表であるヤリ―マティ・ラトバラ氏もドライバーの一人として参加。

 水素エンジン車両の開発の場で積極的にフィードバックを行ってきました。

 また、2022年のWRC第9戦「イープル・ラリー・ベルギー」では、水素を燃料とする「GR ヤリス H2」を欧州で初めてお披露目しました。

 会長の豊田章男氏と現チーム代表代行であるユハ・カンクネン氏がドライバーとしてデモ走行を行い、水素エンジンの可能性を示しました。

 そして今回、カーボンニュートラル社会における将来のモータースポーツのオプションの一つとして、水素エンジンの可能性をさらに感じさせるため、GRヤリス ラリー2 H2 コンセプトを公開するといいます。

 当車両はGRヤリス ラリー2のシャシをベースとしていて、フィンランド、ユバスキュラに拠点を置くTGR-WRTにて開発されました。

 開発テストはユバスキュラ近郊の道で重ねられ、ラリー・フィンランドで使われるような未舗装路でも行われました。

 気体水素を燃料とする内燃機関を搭載し、走行中の二酸化炭素の排出はほぼゼロを実現しながらも、ガソリンエンジンのラリーカーと変わらない音や感覚を維持しています。

 初公開は、ユバスキュラの中心部に設置されるスペシャルステージ(Harju)でのデモ走行にて実施される予定です。

 なおラリーのオープニングステージとなる木曜日の夕方のSS(スペシャルステージ)1、そして金曜日のSS10の2度の走行を予定しており、ドライバーは4度のWRCチャンピオンであり、TGR-WRTの代表代行でもあるユハ・カンクネン氏が務めるとのことです。

 またラリー開催期間中は、ユバスキュラ市全体で実施される水素技術紹介イベントの一環として、トヨタ「MIRAI」やトヨタ「タンドラ」など、他の水素車両と共にサービスパークに展示される予定です。

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Writer: くるまのニュース編集部

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