日産「マーチ」復活か!? 斬新な“丸目デザイン”採用の「伝統コンパクトカー」発表! 全長4m以下で“最高にちょうどいい”5ドアハッチ「新型マイクラ」欧州発売へ!

日産は2025年5月21日、新型「マイクラ」を世界初公開しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

“丸目”の日産「マーチ」復活か!?

 日産は2025年5月21日、新型「マイクラ」を世界初公開しました。

 2025年後半に欧州で発売されるという同車は、一体どのようなクルマなのでしょうか。

“丸目”の日産「マーチ」復活か!?
“丸目”の日産「マーチ」復活か!?

 マイクラは、日産が製造・販売するコンパクトカー。

 初代モデルが登場したのは1982年で、日本国内においては「マーチ」の車名で展開されて親しまれました。

 その後、4度のフルモデルチェンジを経て、2017年には現時点での最後のモデルとなる5代目モデルが登場します。

 しかし2023年に欧州での販売が一旦終了し、以降は市場から姿を消したまま約2年が経過。

 ようやく今回、上記の5代目に続く6代目モデルが世界初公開された形です。

 この新型マイクラの大きな特徴としては、シリーズ初の電気自動車として展開されることが挙げられます。

 ボディサイズの詳細は明らかにされていないものの、4mを切る全長や1.8m未満の全幅と公表され、狭い道路や渋滞といった都市部の道路環境にフィットするサイズを実現。

 また2.54mの長いホイールベースによる室内空間の確保と、ダイナミックなスタンス、326リットル(VDA法)の容量を誇るラゲッジスペースの広さも見どころです。

 デザインは歴代マイクラの「スタイリッシュで気取らない」というコンセプトを踏襲。プレミアムな仕上げとSUV風のデザインを組み合わせ、個性的なスタイリングとしました。

 フロントフェイスには、象徴的な突き出たヘッドライトを採用。テールランプは円形状のエレメントを使用し、シンプルながらも華やかさを兼ね備えています。

 足元には18インチの大径アルミホイールを全グレードで標準装備。ボディカラーは2トーンカラーを含めた全14色から選択可能です。

 インテリアは、歴代共通のテーマである「シンプルで控えめでありながらも優雅さを感じるデザイン」を踏襲。前席の収納スペースには富士山のモチーフを採用し、日本らしさも取り入れました。

 低位置のバッテリー搭載やストラット式(フロント)/マルチリンク式(リア)サスペンションを採用することで、優れた走行性能とクラストップの乗り心地を実現しています。

 ボディはわずか1400kg(高性能モデルでは1524kg)と、ライバルモデルよりも徹底した軽量化を図っており、高効率と優れたハンドリングに貢献。

 パワートレインは、標準モデルと高性能モデルの2種類を用意し、前者は最高出力122馬力・最大トルク225Nmのモーターと40kWhのバッテリーを組み合わせ、後者は最高出力149馬力・最大トルク245Nmのモーターと52kWhのバッテリーを組み合わせています。

 1回の充電での航続距離は、標準モデルが308km、高性能モデルが408kmとされ(日産社内値)、急速充電に対応したバッテリーにより、15%から80%までの充電時間は30分と公表されました。

 そのほか、バッテリーの温度を最適化する加熱・冷却機能や、外部に電源を供給するV2Lにも対応。

 先進機能では、「プロパイロットアシスト」を搭載して安全性を高めたほか、Googleサービスを備えた「ニッサンコネクト」を採用したことで、最新のコネクティッド機能を利用することが可能です。

※ ※ ※

 約2年の空白期間を空けて登場した、新型マイクラ。

 新型の発表というと気になるのは日本国内への導入があるかどうかですが、日本仕様のマーチは2022年に販売終了しており、今回の発表内容も欧州での発売に留まったものでした。

 新型マイクラの価格を含めた詳細については、発売時期が近づいてから発表されるものと見られ、日産からの続報に引き続き注目です。

【画像】超カッコいい! これが日産「マーチ!?」です!(37枚)

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Writer: パワーボム

関西大学社会学部卒業後、某CS放送局運営のメディアにてライターとしてのキャリアをスタート。自動車ブログの立ち上げから携わり、主にトヨタ車やレクサス車、キャンピングカーを中心に取材記事を多数執筆する。

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