三菱のインドネシア法人は、クロスオーバーMPV（マルチパーパスビークル：多目的車／ミニバン）「エクスパンダークロス」のマイナーチェンジモデルを2025年5月16日に発表しました。

　エクスパンダークロスは、インドネシア市場で主力を担う7人乗りMPV「エクスパンダー」をベースに、未塗装のフェンダープロテクターやルーフレールなどを装着してSUV感を強めた派生モデル。

　現地のミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシア（MMKI）で2019年から生産され、都市部と未舗装路が混在するインドネシアの道路事情にマッチしたモデルとして人気となっています。

　ボディサイズは全長4595mm×全幅1790mm×全高1750mm、ホイールベース2775mm。最低地上高は220-225mmと、スズキ「ジムニー」よりも高く設定されました。

　今回の改良ではデザインを刷新。フロントバンパーやグリル、ガーニッシュ、ホイールなどが変更され、エクスパンダーとは異なる、タフさと上質感を兼ね備えたスタイリングに仕上げられています。

　ボディカラーはホワイト、ブロンズ、グレー、シルバー、ブラック。うちホワイトとブロンズはキャビン部分をブラックにした2トーン仕様を設定しています。

　インテリアでは機能性と質感が改善され、メーターは8インチフルデジタルタイプに一新されたほか、センターに10インチの大型ディスプレイを装備。スマートフォンとの連携機能が強化されました。

　さらに、トリムやシート表皮も見直され、上質感が向上ししています。

　パワーユニットは従来モデルと同様に、最高出力105馬力・最大トルク141Nｍを発生する1.5リッター直列4気筒エンジンにCVTまたは5速MTを組み合わせました。

　エクスパンダークロスのインドネシアでの価格は、5速MT車が3億3800万ルピア（約300万円）、CVT車が3億6420万ルピア（約320万円）です。

　そんなエクスパンダークロスに対して、さまざまな反響が届きました。

「このデザインはカッコいいよね」「めちゃカッコいい！」「海外の三菱の方が魅力的なクルマが多い」など、タフで武骨なデザインが評価されていることがわかります。

「なかなかないジャンルだし、そこそこ売れてもおかしくないのでは？」「これは日本でもそれなりに売れると思うんだけど」「間違いなくニーズあると思う」と、海外専用車と認識しつつも日本でも需要があると考える人が多かったようです。

　そして、「早く日本で売りましょう！」「欲しい！」「なんで日本では発売しないのか？」など、日本での発売を求める声も多数寄せられました。