2700万円! トヨタ新「最上級SUV」発表! カクカクデザインの“400馬力超え”「高性能モデル」! 全長5.2m級のビッグモデル「センチュリーSUV」何が変わった?
トヨタは2025年6月23日、最上級ショーファーカー「センチュリー」の新たな一部改良モデルを発表しました。今回の仕様変更を経て、どのようなモデルとなったのでしょうか。
最上級の「センチュリー」が進化
トヨタは2025年6月23日、最上級ショーファーカー「センチュリー」の一部改良モデルを発表しました。
どのような改良がなされたのでしょうか。

センチュリーは1967年に初代モデルが登場して以来、伝統を守りながら進化を重ねてきたフラッグシップモデルです。
初代はトヨタグループ創始者である豊田佐吉氏の生誕100周年を記念して開発されました。現行モデルは、2018年に登場した3代目です。
そして2023年には、新時代のショーファーカーを目指したSUVタイプのセンチュリー(以下センチュリーSUV)が追加され、次の100年を見据えた進化を遂げました。
なお、今回の改良内容は快適性や装備の向上に重点を置いたもので、センチュリーSUVが対象となります。
センチュリーSUVは、「The Chauffeur」のコンセプトのもと、後席の快適性を追求すると同時に、オーナー自身が運転を楽しめる性能も備えています。
ボディサイズは全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mmで、ホイールベースは2950mmです。セダンタイプと比較して全高が300mm高く、より堂々とした佇まいを実現しました。
デザインテーマには「威風凛然」が掲げられ、日本の美意識が随所に盛り込まれているようです。
リア重視のプロポーションや、伝統工芸の技法「杼」をモチーフとしたドア形状等により、センチュリー独自の世界観が表現されています。
最大75度まで開くリアドアと掃き出しフロア、電動格納ステップ、大型アシストグリップによって、乗降時の自然で美しい動作を支援します。
後席にはフルリクライニング機能とリフレッシュ機能を備えたシートが採用され、快適な移動空間となっていようです。
パワートレインには、システム最高出力412馬力の3.5リッターV型6気筒のプラグインハイブリッドシステムを搭載。駆動方式は4WDです。静粛性と力強い走りを両立し、ドライバーズカーとしての性格も備えています。
四輪操舵システム「ダイナミックリヤステアリング」により、低速では取り回しの良さを、中高速域では自然なハンドリングを実現しています。
ボディ構造も「ラゲージルームセパレート構造」の新採用により、ねじり剛性や静粛性が強化されました。
荷室とは切り離されたプライベート空間が確保され、ショーファーカーに求められる静けさが実現されています。
安全装備には「Toyota Safety Sense」が採用され、プリクラッシュセーフティやレーンチェンジアシストといった、多数の先進機能を標準装備。
加えて、「ITS Connect」やアドバンストドライブ、デジタルインナーミラーといった最新装備も備えています。
なお、ボディカラーは鏡面磨き仕上げの7色(オプション含む)を設定。内装色は「ブラック」、「フロマージュ」、「ミッドブラウン」の3色から選択可能です。
月間の販売基準台数は30台で、専任の「センチュリーマイスター」が在籍する一部店舗にて販売されます。
それでは、今回どのような改良がなされたのでしょうか。
まず装備面では、「3段階調光機能付プライバシーガラス」を採用。
これまでの「透明」と「調光(不透明)」に「半透明」が新たに加わり、乗員の好みに応じたプライバシー空間の演出が可能となりました。
スイッチをオンにすると特殊なフィルムが出現し、ガラスの色がホワイト調へと変化する機能。
外からの視線を遮りながら外光を取り入れることができ、プライバシー保護のみではなく、日差しの強い日にも重宝する機能となりそうです。
また、乗り心地の一層の向上を目指し、サスペンションのチューニングが見直されました。
これにより、後席での快適な移動体験が強化されているようです。
※ ※ ※
今回の一部改良によって、センチュリーは快適性と上質さをさらに追求した内容となりました。
プライバシー性の向上や足まわりの見直しなど、ショーファーカーにふさわしい細部へのこだわりが感じられます。なお、販売価格は税込2700万円です。