えっ…全長短い! トヨタ「ミニ・アルファード」目撃多数! 屋根なし・オープン仕様が走り回る!? タイで活躍する愛くるしい存在とは
タイの玄関口、スワンナプーム国際空港に「小さなアルファード」が存在します。高級ミニバンの顔を持ちながら、屋根のないオープン仕様という奇妙な姿。日本人旅行者も二度見する、そのインパクト抜群な「謎のカート」とはどのようものなのでしょうか。
タイ空港に「屋根なしアルファード」出現!? 激似すぎる「謎のカート」の正体とは
高級ミニバンの代名詞として、日本のみならずアジア全域で絶大な支持を集めるトヨタ「アルファード」。
特にタイでは、関税の影響で日本円にして1500万円から2000万円級の超高額車両であるにもかかわらず、富裕層の象徴として親しまれています。
そんなバンコクの空港で、あまりにもシュールな「ミニ・アルファード」が目撃され、渡航者の間で話題となっています。

アジアのハブ空港として機能するタイ・バンコクのスワンナプーム国際空港。
その広大なターミナル内を移動するのは一苦労ですが、ここで活躍しているのが旅客送迎用のカートです。
数あるカートの中に、ひと際異彩を放つモデルが存在します。
遠目にはまるでトヨタの高級ミニバン「アルファード」が空港内を走行しているかのような錯覚を覚えますが、近づいてみるとそれは明らかにサイズ感が異なる「ミニ・アルファード」なのです。
この個体の特徴は、なんといってもそのフロントマスクの再現度の高さにあります。
ベースとなっているのは、2015年から2023年まで販売されていた「30系」と呼ばれる3代目アルファードのデザインです。
大型のフロントグリルや特徴的な形状のヘッドライト、さらにはバンパー左右のフォグランプベゼルに至るまで、本物のデザインを忠実にトレースしています。
さらに驚くべきは、フロント中央に輝くエンブレムまでもが、30系特有の専用デザインになっている点です。
本来のゴルフカートのようなシンプルな車体に、重厚感のあるアルファードの「顔」が移植されている姿は、まさにシュールの一言といえます。
顔つきは完全にアルファードですが、その実態は4人乗りのオープンカートです。
当然ながら屋根はなく、側面も開放されており、強いて言うならば「アルファード・スパイダー」あるいは「コンバーチブル」とでも呼ぶべき独自のスタイルを持っています。
車体後部には荷物を積載するためのカーゴスペースが設けられており、実用性もしっかり確保。
また、テールライトも小ぶりながら装備されており、車両としての体裁を整えています。
このユニークな車両を目撃した日本人旅行者からは、SNSなどで驚きの声が上がっており「あまりにもリアルすぎる」「成人式で見かける屋根を切った改造車のようだ」や、その完成度の高さに「著作権的に大丈夫なのか?」と心配する声も見られました。
一方で、その愛くるしい見た目から「日本のゴルフ場や観光地でも導入してほしい」といった好意的な意見も寄せられていました。
このミニアルファードですが、一過性のネタではなく、現地では長く愛用されているようです。
筆者が現地で最後に目撃したのは2023年12月でしたが、SNS上の投稿などを確認すると、2025年現在も変わらずスワンナプーム国際空港で旅行客を乗せて元気に走り回っている姿が確認されています。
現時点では、最新型である「40系」アルファードの顔を持つカートの目撃情報は入っていませんが、タイでのアルファード人気を考えれば、いつか新型の顔をしたカートが登場しても不思議ではありません。
年末年始にタイのスワンナプーム国際空港に行く際は、ぜひ探してみてください。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。


























































