東京~神奈川の大動脈「鎌倉街道」が劇的進化中!? 「休日大渋滞」区間が超便利に!「多摩地域の成長の礎」どこまで工事進んだのか

南側「本町田工区」も事業が進行中!

 さて、この先は「本町田地区」となります。

鎌倉街道の町田市本町田付近。左側の用地が確保されている(筆者撮影)
鎌倉街道の町田市本町田付近。左側の用地が確保されている(筆者撮影)

 本町田地区も、ほぼ片側1車線となっているのが、現状です。しかし、境目となる前出の今井谷戸交差点から見ると、違いがあるように見えました。

 どのような違いかというと、薬師池地区はまさに片側1車線・両側で2車線と歩道のみの幅しかない印象があるのに対し、本町田地区はそれよりも幅に余裕がある点です。

 より具体的に説明します。本町田地区は、センターラインの両側に斜線が引かれていたり歩道側がバリケードで囲まれていたりする状態です。つまり、クルマの進入をさせないながらも、すでに舗装してあるため、道路の幅にゆとりが感じられました。

 ここが将来、車道、歩道になるのかと南多摩東部建設事務所に問うと、「その通りです」とのことでした。

 さらに、薬師池、本町田の事業を行うことでのメリットについては「広域的な交通ネットワークの形成と円滑な道路交通の確保」「安全で安心な歩行空間等の整備による歩行者・自転車の安全確保」「災害時応援活動の円滑化及び防災性の向上」「電線類の地中化による良好な景観の創出や防災性の向上」の4点が挙げられるといいます。

 このうち電線類地中化については、これから本町田地区で「共同溝設置等の工事を実施していく予定です」とコメントがありました。

 沿道には全国展開する大規模なカフェや先ほどの西園にも劣らないようなお洒落なカフェもある、府中町田線の事業区間。周辺が、これからさらに発展していくことも予感させます。

※ ※ ※

 今回、取材に応じてくれた南多摩東部建設事務所の担当者に、都民、ドライバーへのメッセージをお願いしたところ、次のようにコメントしてくれました。

「鎌倉街道は、多摩地域の南北5路線の一つとして、都市の骨格を形成する重要な幹線道路です。引き続き、地域の快適な生活環境の向上を目指し、皆様のご理解・ご協力を得ながら、多摩地域の持続的な成長の礎となる道路整備に積極的に取り組んでまいります」

【画像】超便利!? これが「府中町田線」のルートと工事状況です(30枚以上)

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