レクサス新型「SUV」発表! 402馬力の「最強仕様」&“MT”みたいな「画期的システム」搭載! 進化した「RZ」カナダで登場! どんなモデル?
レクサスは電動SUV「RZ」の2026年モデルをカナダ市場で発表しました。ラインナップ拡充や新技術採用で進化を遂げたRZにはどのような魅力があるのでしょうか。
“MT”みたいな画期的システム搭載!
2025年5月20日、レクサスはカナダにおいてBEV(バッテリーEV)のSUV「RZ」の2026年モデルを発表しました。
カナダ市場に向けた今回の発表では、新たに前輪駆動モデル「RZ 350e」やスポーツ仕様の「RZ 550e Fスポーツ」を追加。従来の「RZ 450e」とあわせて3種類のパワートレインが揃いました。

RZは、ブランド初のBEV専用モデルとして2022年に世界初公開され、日本では2023年に販売を開始。
ボディサイズは、全長4805mm×全幅1895mm×全高1635mm(北米仕様)で、e-TNGAプラットフォームを採用し、BEVならではの広い室内空間と低重心な走りを両立しています。
今回発表された2026年モデルでは、RZ全体の電動パワートレインが最適化され、航続距離・充電時間・出力性能の各面で大きく進化しました。
新たに設定された「RZ 550e Fスポーツ AWD」はフロント・リアに高出力モーターを搭載し、システム出力は300kW(402PS)、0-100km/h加速は4.3秒と、RZ史上最強のパフォーマンスを実現しています。
また、レクサス初となる“仮想マニュアルモード”「Mモード」もFスポーツに搭載。これはパドルシフトを通じて出力を段階的に制御することで、スポーティかつダイレクトな加速フィールを味わえるよう設計された電子制御システムです。
エクステリアでは、ブラック仕上げのFスポーツ専用エンブレムやバンパーモール、リアスポイラー、専用フロントグリル、20インチアルミホイール(空力カバー付)などを装備。専用ボディカラー「Wind(ウィンド)」をはじめ、単色7色、ツートーン3色の全10色から選択できます。
インテリアには、ブラック・ウルトラスエードにブルーステッチを施したFスポーツ専用内装を採用。アルミ製ペダル&フットレスト、専用ステアリングホイール、「F SPORT」スポーツロゴ入りスカッフプレートなどを装備し、センターコンソールには微細な幾何学模様のパネルがあしらわれています。
ドアトリムにはレーザーエッチングと、アニメーション付き影ライティングを融合させた演出照明が採用されました。
さらに、ガラス天井には調光機能付きの改良型「ダイナミックスカイ パノラマガラスルーフ」を設定。透明状態では開放感を、曇り状態では日射遮断を実現し、快適性を高めています。
充電性能の面では、北米規格NACS(SAE J3400)に対応するポートを車体右側に装備し、11kWの車載AC充電器(従来比で+4kW)により、自宅での充電も高速化されました。理想条件下でのDC急速充電では、10%から80%までを約30分で完了できるとされています。
航続距離(メーカー公表値)は、RZ 350e FWDが約480km、RZ 450e AWDが約418km(いずれも18インチタイヤ装着時)、RZ 550e Fスポーツ AWDが約360km(20インチタイヤ装着時)となっています。
RZは「Lexus Driving Signature(レクサスドライビングシグネチャー)」の思想に基づいて設計されており、ノイズや振動への対策とともに、滑らかでリニアな操縦性を追求。電動車ならではの静粛性と快適性を兼ね備えた、レクサスらしいドライビング体験が提供されます。
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最新のRZ 2026年モデルは、2025年後半よりカナダ市場で発売される予定です。
価格や仕様の詳細は、発売時期が近づいたタイミングで公表される見通しです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。








































































