矢印信号「←↑→」なぜ? 別に普通の「青信号」でいいですよね? 実は「驚愕の理由」があった! 信号機OBが語る「交通安全上の工夫」とは

一体なぜ? 謎の「全方向矢印信号」の理由が明らかに

 同OBは、よく見かける「右折矢印信号」を例にとると、「対向の直進車が来ないし、右折先の横断歩道も閉じられているから、安心して右折していいですよ」という意味が込められているといいます。

画像はイメージ(画像:写真AC)。
画像はイメージ(画像:写真AC)。

 右折矢印信号のおかげで、対向車や歩行者を気にせずに、安心してスムーズに右折できるというわけです。

 これを発展させたのが「全方向矢印信号」だということです。

 具体的には、先述の時差式信号として、「こちら側は進行可能で、反対側は止める」という場合を考えます。

 もしこちら側を青信号にすれば、普通は「反対側も青信号だろう」と考えます。

 そうすると、対向車を怖がって、心理的になかなか右折できなくなってしまいます。

 それが原因で、せっかくこちら側を優先的に進行可能にしているのに、なかなかクルマが動いてくれなくなり、限られた時間内に右折できる車両数が少なくなってしまいます。

 それを避けるため、「赤信号+矢印信号」にすることで、「対向車は来ません。安心して右折できます。だから対向車を怖がらずに、さっさと右折しなさい」というメッセージになっているわけです。

 そして、こちら側は本来「青信号」として進行可能にしているので、同時に左折と直進も行けますよ、ということで全方向に矢印信号を点灯させているのです。

 なお「こちら側は進行可能で、反対側は止める」というステップが終わり、反対側も進行可能なステップになると、両側とも通常の「青信号」に切り替わります。そうなるといつも通り、右折時は対向車に気を付けなければなりません。

【画像】「ひょえぇぇぇ!?」これが衝撃の「UFO型信号機」です(15枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー