スズキの最新「快適ワゴン」がスゴい! 153万円の“軽”なのに「まるで高級車」な豪華リアシート採用! 「軽クラス」超え装備づくしの「スペーシア」 どんなモデル?

スズキの軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」シリーズは、もはや軽自動車のクラスを超えた快適・上質装備を多数採用しています。どのようなものなのでしょうか。

オットマンに先進機能まで標準装備

 軽自動車は従来、セカンドカーや手頃な足としての使用を想定し、シンプルな装備や廉価な価格を特徴としていましたが、近年では普通車の上級モデルに近い快適装備を持つものも増えています。

 スズキの人気軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」シリーズも、まさにそうした「普通車並みかそれ以上」の快適性や上質さを持つ各種装備が採用されています。

上級車並みの快適装備を採用した「スペーシア」
上級車並みの快適装備を採用した「スペーシア」

 スペーシアシリーズは2013年に登場しました。軽自動車の主力カテゴリである軽スーパーハイトワゴンに属するもので、「パレット」の後継にあたります。

 背が高く広い室内空間に、使い勝手のよい両側スライドドアを組み合わせ、さらに親しみやすいデザインにしたことで人気を獲得。

 現在はスズキの主力モデルとなっており、ライバルのホンダ「N-BOX」とともに軽自動車の新車販売ランキングでトップクラスを快走し続けています。

 現行型は2023年11月に発売した3代目。N-BOX現行型が登場した翌月に全面刷新し、徹底的にN-BOXを狙った形での登場となりました。

 現行型では歴代らしいポップで親しみやすいスタイリングをさらに強め、頑丈で大容量のコンテナをモチーフにしたデザインを採用。

 また安全装備の強化や居住性の向上、全車新エンジン+新CVTのマイルドハイブリッドを採用し、燃費の向上も図っています。

 シリーズでは標準タイプに加え、エアロパーツを装備し存在感を強めた「スペーシア カスタム」、さらに2024年9月には、クロスオーバースタイルの「スペーシアギア」を追加し、計3タイプ展開となっています。

 そんな現行型スペーシアですが、上記のような進化に加え、軽自動車とは思えない上質で快適な室内空間に仕上がっていることも魅力です。

 まずインテリアでは、インパネや前席ドア上部を立体的にすることで広さを感じられる空間としていますが、カラーリングはスペーシアではブラウンをメインにカフェラテ色をあしらい、普通車のようなモダンでシックなカラーリングを採用しています。

 エアロタイプのスペーシア カスタムでは、スタイリッシュなブラック基調にボルドー(ワインレッド)系のカラーとピアノブラック加飾を用い、大人っぽく高級感のある仕立てとしています。

 シートはスエード調のシート表皮を採用し、座ったときの触感や上質な雰囲気づくりに役立っています。

 さらに上級モデルのリアシートには、「マルチユースフラップ」を搭載。これは座面の先端にヘッドレストのように可動する機構を備えたもので、さまざまな使い方が可能です。

 まず、フルに伸ばせばオットマンとして使えるほか、しっかり太腿裏部を支えられるレッグサポートモード、また格納してフラップを起こせば後席に積載した荷物が落下しないようなストッパー機能としても使える画期的な機構です。

 軽自動車にオットマンが備わっていると考えると、もはや軽自動車クラスは超えており、普通車の上級モデルに匹敵するようなリラックスした空間をもたらします。

 さらに、シートには左右独立のアームレスト、ウインドウには日差しを遮るローラーブラインドも装備され、非常に充実した内容です。

 なお、安全装備面も上級モデルと遜色のないレベルで、全車にミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせ、歩行者や自転車を検知する「デュアルセンサーブレーキサポートII」を標準装備しています。

 また全車速追従のアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援機能、標識認識機能、電動パーキングブレーキおよびブレーキホールド機能を設定し、長距離や渋滞でも安楽に走行できる機能を確保しています。

 パワートレインは660ccエンジン+マイルドハイブリッドに新CVTを組み合わせ、2WD(FF)と4WDを用意。スペーシア カスタムは、ターボエンジン搭載グレードも設定しています。

 スペーシアの価格(消費税込)は153万100円から182万4900円、スペーシア カスタムは180万1800円から219万3400円です。

※ ※ ※

 普通車の新車が高騰するなかで、十分な室内空間と手頃な価格、さらには走行性能の向上などから、かつてのようなセカンドカーといったニーズから、1台ですべてをこなすという、ファーストカーの需要も増えています。

 特に軽スーパーハイトワゴンは軽自動車のなかでも売れ筋のジャンルであり、また軽自動車のなかでは高価格帯であることから、こうした充実したパッケージングになっているのです。

【画像】超カッコイイ! これが「小さな高級車」な軽ワゴンです!(80枚)

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

画像ギャラリー

【2025年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。

1件のコメント

  1. 家族のクルマに現行型スペーシアを購入しました。
    これ、良くできたいいクルマですわ。NAなので高速道路はつらいかもしれませんが、一般道を家族で走るなら全然問題ありません。
    YouTubeでも大人気の「残クレアルファード」買って、クルマの維持にお金と意地と神経をすり減らすなら、スペーシア買ったほうが3年後は幸せだと思いますよ。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー