外環道「関越~東名」いつ開通するの? 調布の「陥没事故」から情報ほとんど無し…工事は本当に進んでいるのですか? 実際どうなっているのか

具体的に今何をしている?

 ランプトンネルのシールド掘削は、まず中央JCTで北側A・Hランプが完了し、南側Bランプが作業中。さらに2024年9月には、新たに「南側Fランプ」のシールドも掘削開始したばかりです。東名JCTでは、AランプとHランプが掘削中です。

外環道・関越道の大泉JCT(画像:写真AC)。
外環道・関越道の大泉JCT(画像:写真AC)。

 本線トンネルは、関越側から南行きトンネル・北行きトンネルの計2基のシールドマシンがそれぞれ南へ掘進中。2025年6月6日の時点で、南行きマシン「グリルド」は大泉JCTから4165m、北行きマシン「カラッキィー」は4245mの位置まで到達しています(住所は上石神井南町)。

 なお、東名側からも、別のシールドマシンがすでに3582m、4427m地点まで掘削済み。全体として半分近くの距離を掘削し終えたことになりますが、どちらも2020年10月の調布市内の地上陥没案件により完全ストップしたまま、約4年半が経過しています。

 ただ、何もやっていないわけでなく、東名側シールドを掘削再開するための準備として、陥没地点周辺をセメント系で固化させる「地盤改良」工事が現地で続けられています。

 この地盤改良工事は、直径約4m・長さ約40mのパイプ計220本を地中に打ち込んで改良していく作業です。1本分を仕上げるのに、約5日かかるといいます。

 地盤改良が始まったのは2023年8月。2024年11月末時点の報告では「概ね3割完了」とのことです。それから作業ペースも向上し、少しずつ進んではいますが、この作業が終わる見通しはまだ立っていません。

 関越側からの本線シールドが先に南へ到達するのか、それまでに東名側の2基のシールドマシンが掘進再開となるのかは、まだ分かりません。貫通まではまだまだ、年単位の時間がかかっていきそうです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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