1台4役の「“新”プラットフォーム」! 外観も走行性能も変更できる革新的な一台! スペインのBBMモーターサイクルズが「Hiro」発表

スペインを拠点とするBBMモーターサイクルズは、新しい電動バイクプラットフォーム「Hiro(ヒロ)」を発表しました。

“着せ替え”感覚で楽しめる電動モデル

 スペインを拠点とするBBMモーターサイクルズは、新しい電動バイクプラットフォーム「Hiro(ヒロ)」を発表しました。

 このプラットフォームは、「ストリートファイター」「ロードスター」「カフェレーサー」「スクランブラー」という4つの異なる個性を持つモデルのベースとして開発されたものです。

“ヒロ”という名称は、日本語の「豊かさ」「寛大さ」「包容力」といった言葉に由来しており、電動バイクが刺激的で適応力に富み、楽しく、そしてセクシーであるべきだという哲学が反映されています。

BBMモーターサイクルズの新プラットフォーム「Hiro(ヒロ)」を使用した「ヒロ ストリートファイター」
BBMモーターサイクルズの新プラットフォーム「Hiro(ヒロ)」を使用した「ヒロ ストリートファイター」

 BBMは、これまでトライアンフやハーレーダビッドソンなどをベースにした数多くのカスタムバイクを手がけてきた経験を活かし、オーナーのスタイルや気分に応じていつでも換装できる、汎用性の高い次世代バイクとしてHiroを設計しました。

 4つのモデルに共通する電動パワートレインは、70kW(94馬力)のピーク出力を誇ります。DC急速充電に対応しており、バッテリーをわずか15分で80%まで充電することが可能です。

 車体には、理想的な重量配分と最適化されたエルゴノミクスを実現するトレリスフレームが採用されています。この軽量フレーム構造は剛性と柔軟性を両立させ、市街地では俊敏かつ滑らかに、山道では正確で楽しい操縦性を実現することを目指しています。

 電動バイクならではのメンテナンス性の高さも注目すべき点です。オイル交換やバルブクリアランス調整、エアフィルターの交換といった作業は不要となります。消耗品の交換目安は、タイヤが1万2000kmごと、ブレーキパッドとフルードが2から3年ごとです。

 クラッチやギアはなく、パワーは調整可能で、各モデルには状況やスキルレベルに応じたライディングモードが搭載されています。

 プラットフォーム初のモデルとなる「ヒロ ストリートファイター」は、究極のシンプルさを追求したモデルです。スポーツモードでの航続距離は125km、最高速度は190km/hに達します。

「ヒロ ロードスター」は、シティモードで225kmの航続距離を確保し、ゆったりとした走行を想定して最高速度は140km/hに制限されています。

「ヒロ カフェレーサー」は、日曜のドライブに最適と位置づけられ、混合市街地モードで180kmの航続距離と最高速度150km/h(制限付き)を実現します。

「ヒロ スクランブラー」は、バックカントリーでの走行にも対応し、エクスプローラーモードで170kmの航続距離と最高速度130km/h(制限付き)を備えています。

 これらの航続距離の推定値は、回生ブレーキの活用度合いによっても変化します。このシステムは、スロットルを戻した際にモーターが発電機として機能し、減速時のエネルギーを電力に変換してバッテリーを再充電する仕組みです。

 さらに、専用アプリ「BBM DYNAMIC」を使用することで、ユーザーはこれまで以上に細かくバイクを調整でき、必要なサポートを受けることが可能になります。

 BBMは、試作プロトタイプの提供を2026年6月より開始する見込みです。生産枠の予約は、全額返金可能な100ユーロで順番を確保する方式となり、予約者にはコンフィギュレーター公開後に自身のBBMデザインを開始できる案内が送られます。

 スタイルの選択やカラーの決定、特別パッケージや性能アップグレードの追加ができる正式な注文は、2027年7月に開始される予定です。

 なお、同モデルの予価は1万6900ユーロ(日本円で約308万円)に設定されています。

【画像】超カッコいい! これがBMM「Hiro」です! 画像で見る(14枚)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

【月々8千円!?】新車ハスラーに乗れちゃう!(外部リンク)

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー