ホンダのコンパクトカー「フィット」の現行モデルは、2020年に登場した4代目で、デザインや装備を一新し、さらなる進化を遂げました。

　ラインナップには「BASIC（ベーシック）」「HOME（ホーム）」「CROSSTAR（クロスター）」「RS」「LUXE（リュクス）」の5つのタイプがありますが、なかでも最も高価なモデルに対して、ネット上では多くの反響が集まっています。

　そのモデルとはLUXEです。

　全長3995mm×全幅1695mm×全高1540mm-1565mmというコンパクトなボディは、都市部の狭い道でも扱いやすく、立体駐車場にも対応する実用性を備えています。

　外観は、プラチナ調クロームメッキのフロントグリルやドア下部、テールゲート下部のガーニッシュが上品な輝きを放ち、専用の16インチアルミホイールが洗練された印象を加えます。

　ボディカラーは全7色で、プレミアムサンライトホワイト・パールやミッドナイトブルービーム・メタリックといったオプションカラーが個性を引き立てます。

　内装は、LUXEの真骨頂ともいえる質感が際立っており、まるで小さな高級車ともいえる仕立てになっています。

　本革シート、本革巻ステアリングホイール、シフトレバーが採用され、ブラックまたはライトブラウン（メーカーオプション）のインテリアカラーが選べます。

　特にライトブラウンは明るく上質な雰囲気を演出し、乗るたびに気分を高揚させてくれます。

　前席シートヒーターやステアリングヒーターも備わり、寒い日のドライブも快適です。

　さらに、先進安全運転支援システム「Honda SENSING」が標準搭載されており、衝突軽減ブレーキ、車線維持支援、誤発進抑制機能などが安全な運転をサポートします。

　パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンと、モーターを組み合わせたハイブリッド「e：HEV」の2種類が用意されており、FFと4WDから選べます。

　燃費性能はWLTCモードで、ガソリン車がFFで17.9km／L、4WDで16.0km／L、e：HEVがFFで27.6km／L、4WDで23.4km／Lと、コンパクトカーの中でもトップクラスの経済性を誇ります。

　価格（消費税込み）はガソリン車が230万600円（FF）から250万6900円（4WD）、e：HEVが264万3300円（FF）から284万6800円（4WD）と、フィットの中で最も高価ですが、装備の充実度を考えれば納得の価値があります。

　実際にネット上の声を見てみると「クロームメッキのデザインがコンパクトカーとは思えないほど上品」「本革シートの質感が価格以上に豪華」「ちょうどいいサイズに豪華内装って贅沢」と外観や内装への称賛が目立ちます。

　特に女性ユーザーからは「ライトブラウンの内装が明るくておしゃれ」との声が多く、若い層にも人気のようです。

　e：HEVのハイブリッドモデルについては「加速が滑らかで燃費もリッター27キロ以上と抜群」「静粛性も素晴らしい」との意見が多数寄せられ、日常使いでの快適さが評価されています。

　安全装備についても「Honda SENSINGのおかげで長距離運転が楽」「夜間も安心」と、ファミリー層を中心に高い信頼感が伺えます。

　一方で、「ガソリンモデルはもう少しパワーが欲しい」「カラーバリエーションに個性的な選択肢を増やしてほしい」といった改善を望む声もあります。

　LUXEは、コンパクトカーの枠を超えたプレミアムな体験を提供する一台です。

　価格は高めですが、デザイン、装備、燃費、安全性の全てで高い満足度を得られるでしょう。