スバルが新型「謎のスポーツモデル」世界初公開へ! シルエットはハッチバックで「水平対向ターボ×MT」搭載か!? 「新型水平対向エンジン」も開発中!? 今秋お披露目へ!
スバルは、「ジャパンモビリティショー2025」で新型モデルを世界初公開することを明らかにしました。一体どのようなモデルになるのでしょうか。
「謎のスポーツモデル」!? 正体は?
スバルは2025年6月1日、「スーパー耐久 富士24時間レース」の会場にて行われた会見において、「スバルらしい尖ったクルマ」を「ジャパンモビリティショー2025」(2025年10月開催予定)で世界初公開することを明らかにしました。
一体どのような新型モデルが登場するのでしょうか。考察してみました。

会見で提示されたプレゼンテーション資料では、新型モデルを上から写したような画像が公開されています。
あくまでもイメージではあるものの、シャープな形状の「コの字」のヘッドランプにメッシュタイプのヘキサゴングリルのほか、ボンネットには、スバルのターボ車特有のエアインテーク(ターボの穴)のようなふくらみも確認できます。
さらに、フロントスポイラーやオーバーフェンダーといったエアロパーツも装着されるなど、スタイリング的には「WRX S4」にも見え、スポーツモデルであることが推測されます。
ネット上では、どのようなモデルなのか早くも予想する人がいて、「ハッチバックでは!?」「GRB(インプレッサWRX STI)の後継に見える」「現行インプレッサベースで400ps希望!」「マニュアルは用意されてるんですよね?」といった書き込みが寄せられています。
この新型モデルの詳細は現時点ではわかっていませんが、“スバルらしい尖ったクルマ”ということをヒントとすると、「水平対向ターボエンジン」と「シンメトリカルAWD」を組み合わせたパワートレインを搭載することが予想されます。
一方で、近年は環境性能に優れたクルマが求められており、燃費があまりよくないとされる水平対向エンジンですが、燃費性能を無視することはできません。
昨今は燃費とパワーを両立させた「ストロングハイブリッドシステム」を新開発するなど技術革新もあり、新型モデルには本格的なハイブリッドでなくても、そこで得られた知見をもとにした低燃費技術が用いられることもありそうです。
さらに、新型モデルがスポーツカーであれば、MTの搭載も期待したいところ。
スバルは他社に先駆けて、早い段階から運転支援システム「アイサイト」を多くのクルマに搭載していたものの、従来はCVTと電子パーキングで制御する仕組みのみで、「MTのアイサイトは難しい」としていました。
それが、MT用のアイサイトが新たに開発され、FRスポーツカーの「BRZ」や海外仕様の「WRX」に搭載。MT車でも衝突被害軽減ブレーキや追従機能付クルーズコントロールが標準装備されるようになり、安全性も高まっています。
これらを総合すると、新型モデルは、パワフルな水平対向エンジン(できればターボ)とシンメトリカルAWDにMTを組み合わせ、燃費が良くて安全性も確保したスポーツカーになるのではないでしょうか。
一方で、ネットの書き込みでは、スバルが協業するトヨタのスポーツハッチバック「GRカローラ」とシルエットが似ているという見立ても。「ラリー用の車両では!」「スバルがGRカローラのOEMでWRC復帰か!?」など、新型モデルでラリー参戦を期待する声もあがっています。
GRカローラのOEM車である可能性もありそうですが、“スバルらしい”というならば、バッジを付け替えただけでそのまま導入することはないでしょう。
その場合でも、水平対向エンジンやシンメトリカルAWDを軸とした独自のモデルに仕上げるはずで、GRカローラとはひと味違うスバルならではのスポーツモデルになることが予想されます。
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このスバルらしい尖ったクルマについて、スバルの藤貫哲郎CTO(最高技術責任者)は「直近はご想像のものかもしれないし、ちょっとそれを超えた『なんてことするんだ』というのが出るかもしれない」とも述べています。
藤貫氏によると、新型モデルには搭載されないものの新たな水平対向エンジンの開発も進めているとのこと。この詳細もジャパンモビリティショー2025で明らかになるようです。
新型モデルと新型エンジンはどちらもスバルファンの期待に応えるものとなるのか、大いに注目されます。
ジャパンモビリティショー2025でのスバルの発表を期待して待ちましょう。
WRCに出場させるなら水平対向エンジンはGREに適合しないから
スバル流の直列ラリーカーとして仕上げる必要があるけど、
その場合シンメトリカルAWDに近い左右重量配分とVTD-AWDを載せたりする感じになるのかなぁ