プジョー最強の“300馬力”SUV「3008」がスゴイ! 1.6リッターエンジン搭載の「GT HYBRID4」どんなクルマ? 軽井沢の「愛車映えスポット」へドライブして感じた“実力”とは
碓氷峠でさらに開花するPHEVの実力
何を隠そうそんなハイブリッドシステムの魅力は、峠道でも強く実感した。
今回は軽井沢の一つ手前で高速道路を降りて碓氷峠(しかもバイパスではなくあえての旧道)を駆け上がることにしたのだが、アクセルを踏み込まなくても十分なトルクを発生するからゆとりをもって走れるのが好印象なのだ。

碓氷峠旧道の険しい坂もグイグイ上っていくし、九十九折りの峠道もスイスイ曲がるから気持ちいい。
1880kgと重めの車両重量ながらここまで爽快にコーナリングするのは、床下へ積んだバッテリーによる低重心化と車体後部へのモーター搭載などによる前後重量最適化に加え、旋回中にリヤモーターを駆動させて旋回をコントロールしているのがかなり効いているのだろう。

碓氷峠の途中にはレンガ造りの美しい橋が見えるスポットがある。
かつて鉄道が通っていたこの橋は、明治25年に完成した日本最大のレンガ造りのアーチ橋なのだとか。
碓氷峠はもともと中山道の難所だったが、130年前の鉄道開通により苦労せず超えられる場所となった。
そして新幹線開通により在来線は廃止された今では、ドライブスポットのひとつとなっている。
写真撮影の映えスポットであると同時に、そんな旅の手段の変化を実感できる場所といっていいだろう。
ちなみに碓氷峠の初期の鉄道ルートは、このめがね橋をはじめとする多くの橋、そしてトンネルの建造にレンガが使われている。そのレンガの数は約1800万個。
大量のレンガが必要となることから、鉄道建設に先立って近くにレンガ工場が作られたというのだから、碓氷峠へ鉄道を通す工事がいかに壮大なプロジェクトだったかということである。

ちなみに碓氷峠に差し掛かる前の群馬側には峠の釜めしで有名な「おぎのや」がある。
東京を出発してから1時間半程度と休憩にちょうどいい場所だ。
駐車場脇にはあの“峠の走り屋の人気マンガ”にも登場したお店の看板があり、昨今はインスタの映えスポットになっているのだとか。
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