プジョー最強の“300馬力”SUV「3008」がスゴイ! 1.6リッターエンジン搭載の「GT HYBRID4」どんなクルマ? 軽井沢の「愛車映えスポット」へドライブして感じた“実力”とは

高速道路に乗っていざ出発! そこで見えた独自性とホスピタリティ

 東京を抜けて関越道へ入り、軽井沢へ向けて北上する3008 GT HYBRID4の車内は快適そのもの。

 気に入ったのは、インテリアの仕立ての良さである。

プジョー独自の「i-Cockpit」やスポーティかつ上質な仕上がりが特徴的
プジョー独自の「i-Cockpit」やスポーティかつ上質な仕上がりが特徴的

 ハンドルに遮られることなくメーターを確認できることを狙い、メーターを高い位置にマウントし小径ハンドルを組み合わせたプジョー独自の「i-Cockpit」は正直なところ好みが分かれると思うけれど、筆者(工藤貴宏)は嫌いじゃない。

 そのうえで気が付いたのは、ダッシュボードにはアルカンターラが張られてスポーティかつ上質な仕上がりだし、ドアポケットの内側にまで布が張ってあること。

 いずれもこのクラスでは珍しい心遣いだ。

 細部まで配慮が行き届いていることと、クラスを超えた上質感を実感する。

プジョー「3008GT HYBRID 4」を運転する筆者(工藤貴宏)
プジョー「3008GT HYBRID 4」を運転する筆者(工藤貴宏)

 高速クルーズは快適そのものだが、もちろんそこにはいくつかの理由がある。

 たとえば居心地。乗り心地は優しいし、身体を心地よく包んでくれる疲れにくいシートはさすがフランス車。

 そのうえ「マルチランバーサポート」と呼ぶマッサージ機能が長時間運転&乗車時の筋肉の緊張をほぐして疲れを軽減してくれる。

 このクラスのなかでこのホスピタリティはちょっと驚きだ。

 そのうえで、先進の運転サポート機能の充実も高速道路走行時の疲れを軽減してくれる。

 前を走るクルマに一定の車間距離をあけつつ速度を自動調整するからドライバーはアクセル操作から解放されるACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)に加え、車線の中央をキープするようにハンドル操作をアシストする機能も疲労軽減に大きく貢献。

 ハンドルアシストは一般的に車線中央をトレースするが、3008では中央だけでなく左右車線内でドライバーが任意に選んだ位置をキープする機能が備わっているのも独特だ。

 システム最高出力300psを誇るプラグインハイブリッドのメリットは、高速道路でも実感できる。

 たとえば合流。アクセルを踏むと、モーターの特性により純エンジン車よりも鋭くトルクが立ち上がるから素早くグイグイ加速していくのが心強い。

 また追い越し車線への車線変更などでスッと加速したい際も、鋭くトルクフルなハイブリッドは運転が楽なのだ。

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