プジョー最強の“300馬力”SUV「3008」がスゴイ! 1.6リッターエンジン搭載の「GT HYBRID4」どんなクルマ? 軽井沢の「愛車映えスポット」へドライブして感じた“実力”とは
新緑溢れるカフェにある「映える愛車撮影スポット」
ところで軽井沢は、クルマ好きが集まるカフェなども存在する。
森に囲まれた「CAFE GT」もそのひとつで、クルマ好きのオーナーのもとには東京周辺からふらりと訪れる常連も多数。
脱サラして2009年から営むオーナーは「クルマ好きや仲間が集まってのツーリングがてら立ち寄れる、多くのクルマを止められるカフェを作りたい」という想いでオープンしたそうだ。
最近はSNSで見つけてここを訪れる人も増えているという。
なぜなら、敷地内には愛車を置いて撮影にちょうどいい「お立ち台」が存在するからである。
もちろん3008 GT HYBRID4もそこへ置きパチリしてみた。

模様が断続的に変化することでバンパーとグリルの境目を感じさせないフレームレスデザインのグリルをはじめ、3008のエクステリアはとても個性的だ。
また車体側面をみるとサイドウインドウやドア下に加えて、ボンネット下にも細いクロームを飾ったさり気ない演出が織りなす上質感も印象的である。
木漏れ日が強調するそれらの個性や上質感が、3008を所有することの満足感を強く実感させるのは、きっと気のせいではないだろう。

そのあとCAFE GTのテラス席で、コーヒーの温もりを手に感じながら、駐車場に佇む3008を眺める。
そこから見えたバックシルエットは、流れるような曲線が力強さと優雅さを織り交ぜ、まるで静かな風が車体をそっと撫でているかのようだった。
黒いボディに新緑の緑が映り込み、深みのある艶やかさが陽光にきらめく。
その凛とした佇まいが、穏やかなコーヒータイムに彩りを添えてくれた。

自分自身を振り返ってみると、かつて旅の移動はできるだけスピーディに務めていたように思う。
しかし大人になった今、移動そのものをゆっくりと楽しむ歓びを知ることができた。
初夏の軽井沢に出かけ、美しい自然に囲まれて日常の忙しさを忘れてゆっくりと時を楽しむ。
そんな大人と、快適かつ走りが心地いい3008 GT HYBRID4の親和性は極めて高いというのが今回のドライブの結論だ。
旅の道連れに最適ということである。
ところで何を隠そう、システム出力300psを誇る3008 GT HYBRID4はプジョーの市販モデルのなかで最強の心臓。
快適なだけでなく、走り自慢であることもクルマ好きにとってはうれしい限りである。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。
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