約11年ぶりの全面刷新! ダイハツ新型「軽“スライドドア”ワゴン」まもなく発売! 新生“7代目”「ムーヴ」何が変わった?
2025年5月12日、ダイハツは新型「ムーヴ」(7代目)を同年6月に発表・発売すると明らかにしました。およそ11年ぶりとなる全面刷新で何が変わるのでしょうか。
2年ぶりに“復活”する新生「ムーヴ」どう進化した!?
ダイハツは2025年5月12日、新型「ムーヴ」(7代目)のティザーサイトを開設し、同年6月に発表・発売することを明らかにしました。
新型は、これまでのイメージを一新する刷新をおこなうといいます。どのように進化するのでしょうか。

ムーヴは、1995年に誕生した軽ハイトワゴンです。
ダイハツの主力モデルとして長い歴史を重ね、直近のモデルは2014年12月に登場した6代目ですが、2023年夏に生産を終了しており、今回のフルモデルチェンジで2年ぶりの復活となります。
一時は販売ランキングの上位を常にキープしていたムーヴですが、近年は軽スーパーハイトワゴンが販売の中心に移行しています。
ダイハツ「タント」をはじめ、ホンダ「N-BOX」、スズキ「スペーシア」などがしのぎを削る軽スーパーハイトワゴンカテゴリーは、軽ハイトワゴンよりもさらに背を高くし、室内空間を拡大。加えて、後席のスライドドアなどで実用性を高めたものです。
ファミリー層を中心に絶大な支持を集め、現在の軽自動車人気をけん引する存在に成長しました。
一方でダイハツは、2016年に軽ハイトワゴンの後席ドアにこれまでのヒンジタイプをやめて、新たにスライドドアを採用したムーヴの派生車種「ムーヴキャンバス」を発売。
レトロなデザインやカラーリングなどと相まって女性ユーザーを中心に支持を集め、瞬く間に人気モデルへ成長しました。
その影響はライバルのスズキにも及び、2021年には軽ハイトワゴン「ワゴンR」の派生モデルとして後席スライドドアを備えた「ワゴンRスマイル」を導入し、対抗策に打って出たほどです。
ムーヴキャンバスはその後2022年7月に、最新のDNGAプラットフォームを採用した2代目へ移行しました。
2代目は初代以上に好調な売れ行きを示しており、ワゴンRスマイルとともに新たな市場を生み出している状況です。
支持を集めた大きな要因のひとつは、レトロでかわいらしい内外装にありますが、一方で後席スライドドアの実用性についてもユーザーから好評だといいます。
そんななか、まもなく登場する7代目の新型ムーヴにも、後席スライドドアが新採用されることが明らかになりました。
軽自動車において、ワンボックスワゴン・バンやスーパーハイトワゴン以外で後席スライドドアが採用される例はこれまであまりなく、また通常のムーヴとしても歴代初の採用となることから、大きな変革といえます。
また今回公開された公式ティザーサイトでは、外装デザインの一部や価格帯、グレード、カラーバリエーションなどが紹介されています。
外観は正面やサイドなど一部の画像が公開されるのみですが、これまでのムーヴの流れをくむオーソドックスな直線基調スタイルで、ムーヴキャンバスとは大きく異なることがわかります。
新型ムーヴの販売価格(消費税込み)は130万円台から190万円台で、グレードは「L」「X」「G」「RS」が用意されると紹介されています。
パワートレインは、RSのみにターボエンジンが採用され、そのほかのグレードには自然吸気エンジンを搭載。それぞれに2WDと4WDを設定するとしています。
ボディカラーは、2トーンカラー3色を含む全13パターンが用意されるようです。
ティザーサイトには正式な発表日、価格やボディサイズなどのスペック、内外装デザインや装備などはまだ明らかにされていませんが、大いに期待して待ちたいところです。
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