スズキ斬新「ハスラー“クーペ”」に注目! 悪路も走れる“大径タイヤ”&まるで「スポーツカー」な流麗ボディ採用! 専用デザインがもり沢山の「軽SUV」とは?

軽自動車市場でトップクラスの販売台数を誇るスズキ「ハスラー」は、四角いデザインが特徴です。一方、スズキはハスラーにかつてクーペシルエットを採用したモデルを公開していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

流麗なボディが特徴の軽SUVとは?

 スズキ「ハスラー」は、軽ワゴンとSUVを融合させた軽クロスオーバーとして2014年に登場しました。

 2025年4月の軽四輪車販売ランキングでは7029台を記録し、第4位にランクインする人気モデルで、広々とした室内空間、実用性、優れた悪路走破性が特徴です。

 そんなハスラーに対し、かつてスズキがクーペシルエットを採用したモデルを公開していました。

 一体どのようなクルマだったのでしょうか。

スズキがかつて公開した「ハスラークーペ」とは?
スズキがかつて公開した「ハスラークーペ」とは?

 そのモデルは「ハスラークーペ」です。

 2013年の「第43回東京モーターショー」で公開されたコンセプトカーで、通常のハスラーのボクシーなデザインとは異なるアプローチで提案されました。

 スズキの出展テーマ「新しい物語をつくろう」を体現する1台として、初代ハスラーと並んで展示されました。

 ハスラークーペは、日常を楽しく刺激的に変えるクルマを目指し、ハスラーの基本設計をベースにしながら、ルーフを後方へ傾斜させたスポーティなクーペスタイルに大胆に変身。

 リアウインドウの傾斜を強め、リアドアハンドルをCピラーに隠した「ヒドゥンタイプ」デザインを採用することで、3ドアクーペのようなスタイリッシュな外観を実現しました。

 スズキのこだわりは外観だけにとどまりません。

 ドアパネルの形状や開口部のカットラインを完全に再設計し、ルーフに開口線が入らない構造を採用。

 これにより、ボディサイドの傾斜が強調され、従来のハスラーとは異なるスポーティな印象を与えます。

 さらに、ボディ下部の樹脂カバーを厚くすることで、車体をスリムに見せる視覚効果も加え、細部まで丁寧に作り込まれています。

 ハスラークーペは、クーペの洗練されたスタイルとSUVのタフさを両立。

 大径ホイールや高い地上高を継承し、「悪路も走れるクーペSUV」という独自の魅力を備えていました。

 この斬新な提案は、モーターショーで多くの来場者の注目を集めました。

 しかし、スズキはハスラークーペを「デザイン提案モデル」と位置づけ、市販化には至りませんでした。

 軽自動車市場では実用性が重視されるため、キャビンを切り詰めたモデルは量産化のハードルが高いのが現実です。

 それでも、同時期にホンダが発売した「N-BOXスラッシュ」のように、リアドアハンドルを隠したスポーティな軽自動車が話題を集めた例もあり、遊び心溢れるデザインは多くのファンに強い印象を残しました。

【画像】超カッコイイ! これが斬新「ハスラークーペ」です!(30枚以上)

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Writer: くるまのニュース編集部

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