新「ランクル“パトカー”」がスゴイ! 「プラド」にはなかった“新装備”も採用&白紺ツートンがカッコイイ! 「特別装備」多数のネクスコ関東「ランクル250」の気になる仕様とは?
ネクスコ・パトロール関東の高崎事業所では、2025年4月から高速道路の巡回業務にトヨタ「ランドクルーザー250」を導入しているといいます。ランクル250パトロールカーの特徴と運用状況について、高崎事業所の担当者への取材をもとに紹介します。
新たなパトロールカーに「ランクル250」なぜ選んだ?
2025年2月28日、ネクスコ・パトロール関東は、東日本高速道路株式会社関東支社が管理する高速道路の巡回業務に、トヨタ「ランドクルーザー250(以下、ランクル250)」を導入すると発表しました。
特に高崎事業所では、2025年4月から新たなランクル250パトロールカーの運用を開始しています。
今回は、高崎事業所の担当者への取材をもとに、このランクル250パトロールカーの特徴と運用状況をご紹介します。

ランクル250は、トヨタのランドクルーザーシリーズの最新ミドルサイズSUVで、2024年に「ランドクルーザープラド(以下、プラド)」の実質的な後継車として登場しました。
全長4925mm×全幅1940-1980mm×全高1925-1935mm、ホイールベース2850mmと、従来のプラドよりやや大型化し、広い室内空間と高い視認性を提供します。
パワートレインには、2.8リッターディーゼルエンジンと2.7リッターガソリンエンジンの2種類が用意されており、優れた耐久性、信頼性、走破性を誇ります。
ネクスコ・パトロール関東では、これまでプラドを巡回車両として使用してきましたが、プラドの生産終了に伴い、後継車両としてランクル250を導入しました。
数ある車両の中からランクル250を選んだ理由について、担当者は次のように説明します。
「当社が求める安全性、機能性、積載性を満たす車両として、ランクル250が最適でした。
高速道路では、悪天候や複雑な路面状況下でも安定した走行が求められます。
ランクル250は優れた走破性と耐久性を備え、緊急対応に必要な多様な器材を効率的に運搬できる広い積載スペースを持っています」
また、ガソリン車とディーゼル車のどちらを導入したかについては、次のように答えました。
「ディーゼルエンジン車を導入しました。
東日本大震災の際、ガソリンが入手困難だった一方、軽油は比較的入手しやすかった経験から、平成28年度よりディーゼル車を選択しています。
くわえて燃費性能や、事象処理後に路肩から本線へ合流する際のスムーズかつ迅速な加速を可能にする高トルク性能も理由の1つです。」
また、現在のランクル250の導入台数と今後の計画については、
「2025年5月15日現在、高崎事業所では巡回車両6台のうち1台がランクル250です。
会社全体では83台の巡回車両を保有しており、そのうち9台がランクル250です。
今夏に9台、2025年度中にはさらに15台の導入を予定しており、合計33台が運用される見込みです」
と述べていました。
実際に、高崎事業所ではランクル250の巡回車両は群馬県内の関越道(一部埼玉県)、上信越道、北関東道で運用しているといい、今後は首都圏および長野県の高速道路での運用拡大も計画しているようです。
また、運用期間や走行距離については、更新基準は走行距離60万kmで、運用期間は平均4~5年とのことです。

































































