冷暖お手のもの さらには香りも!? 進化するシート「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」 トヨタ紡織/タチエス

パシフィコ横浜で2025年5月21日から23日にかけて開催された「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」には、クルマに関わるメーカーやサプライヤーなどが数多く出展しました。今回は、会場で気になったトヨタ紡織とタチエスのブースについて紹介します。

座ったら「火薬のにおい」がするシート!?

 自動運転が普及した未来を見据え、乗員が車内で没入感を味わえるシートの開発を目指す企業もありました。

タチエスが展示した、五感を刺激される感じがする「スマートシェル」
タチエスが展示した、五感を刺激される感じがする「スマートシェル」

 自動車シートなどを手掛けるタチエスは、座った途端に包み込まれるような感覚になるシート「スマートシェル」を展示。深くリクライニングしたかと思うと、目線の高さにあわせ湾曲した有機ELディスプレイが展開しました。

 シートには左耳の位置にスピーカーが、さらには香りを発生させる装置も備わります。ディスプレイに「朝食の場面」、「森の中を歩く場面」、「肉をいぶす場面」、そして「花火」の映像が流れると、それぞれにあわせてコーヒー、木、燻製(くんせい)、火薬の香りがしてきました。

 さらに森の中と花火の場面ではシートも振動し、歩行している感覚や、花火がさく裂して胸に響く感触までが再現されました。まさに五感が刺激される感じで、シートに座りながら臨場感あふれる演出を体感できました。ちなみに味覚の再現は(今のところ)難しいとのことでした。

 開発のきっかけは、自動運転の実現により移動時間に“スキマ時間”が生まれ、そこを有意義な体験で埋めたいという思いからだそうです。「家にいるのと同じ空間」を目指したいといい、高速バスなど長時間同じ姿勢となる場面で採用されるかもしれません。

「振動で」方向を伝える

 タチエスはほかに2種類のシートを展示していました。シートリクライニングやアームレストの上げ下げにかかるスイッチが自然な手の位置に配置され、ストレスなく操作できる「スマートスイッチ」は、直感的に扱いやすく、かつスライムのような“気持ちよい”感触でした。

自然な手の位置に配置された「スマートスイッチ」
自然な手の位置に配置された「スマートスイッチ」

 右左折といった方向に関わる感覚を、視覚ではなく背中の振動で伝える「ハプティクスシート」は、特に目が不自由など障害のある人へクルマの動きを伝える方法として画期的だと感じました。タチエスは振動の強弱や時間を制御することで、きめ細かい情報の伝達に努めたいとしています。

【写真】目の前で花火! 「火薬のにおい」まで感じられるスゴいシート(17枚)

【複数社比較】愛車の最高額を見る(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

1 2

【2026年最新】自動車保険満足度ランキング

【頭金0円・車検込み】毎月1万5千円代で新車に乗れる!?(外部リンク)

最新記事

全国のガソリン平均価格
2026/03/09時点最新
直近の平均価格
レギュラー
157.4 +2.8
ハイオク
168.5 +2.8
軽油
144.9 +2.9
情報提供元:株式会社ゴーゴーラボ
gogogsで詳細をみる

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー