トヨタ新型「カローラクロス」発表! ボディ同色の斬新グリル新採用! 初の「GRスポーツ」設定も! シリーズで“一番売れてるSUV” 一体何が進化した?
トヨタ「カローラクロス」の新型モデルが発表されました。従来モデルから大幅改良を受けた同車ですが、一体何が変わったのでしょうか。
「カローラクロス」従来モデルから進化したポイントは?
トヨタは2025年5月23日、新型「カローラクロス」を発表し、同日に発売しました。
初代モデルが1966年にデビューした「カローラ」は、トヨタのロングセラーモデルのひとつ。「良品廉価」「変化」「プラスアルファ」をキーワードに、60年近くにわたり世界各地で愛用されています。

そして、カローラシリーズ初のSUVとして、日本市場で2021年9月に発売されたのがカローラクロスです。
カローラクロスでは、全長4460mm×全幅1825mm×全高1620mmという取り回しのしやすいサイズ感が魅力のひとつ。
SUVらしいタフなエクステリアに上質なインテリア、広い荷室などが幅広い層から支持を受けており、いまではカローラシリーズの半数以上を占めるほどのヒットモデルとなりました。
今回、大幅改良がおこなわれた新型カローラクロスは、従来モデルの「良品廉価」「変化」「プラスアルファ」を追求し、「お客様に寄り添い、時代の変化に応える」ことを狙ったといいます。
では、従来モデルと比べて、新型モデルは何が進化したのでしょうか。
まず新型カローラクロスでは内外装のデザインが大きく変更されました。
従来モデルの外観は、アッパーグリルとロアグリルが分割し、それぞれ横基調とメッシュという異なるデザインでしたが、新型では「LM」や「RX」など最近の一部のレクサス車やトヨタ「クラウンエステート」などに備わるような、バンパー一体となった新しいハニカムデザインのグリルを採用。
ボディ同色のユニークなグリルの上部中央にセンターランプを配し、力強い新デザインのヘッドライトと合わせて一文字で点灯することで、先進的なイメージとしています。
リアはテールランプがフルLEDに変更され、横基調の灯体を採用。ナンバープレートベースにはエンボスタイプの新たなリアエンブレムを備え、上質感を表現しました。
内装では、新型はシフトノブやシフトパネル周辺のデザインを刷新。上質感を付与するとともに、シート(運転席・助手席)にはヒーターやベンチレーション(一部グレード)が備わるなど機能性も向上しています。
そして新型では、ラインナップにスポーツグレードとして「GRスポーツ」を新規設定。大開口のロアグリルを持つフロントフェイスや軽量な専用19インチホイール、専用スポーツシートなど、GRスポーツ専用のスポーティな内外装を備えました。
パワートレインでは、従来モデルに用意されていた純ガソリンエンジンが廃止され、ガソリンハイブリッドに集約。
通常モデルは1.8リッターエンジン、GRスポーツは2リッターエンジンを搭載し、電動モジュールを刷新した最新のハイブリッドシステムを組み合わせることで、優れた燃費性能と高い走行性能を実現しました。
駆動方式は、2WDとE-Four(4WD)が設定され、E-Fourモデルには、雪道での安定性と操縦性を向上させる新開発の「スノーエクストラモード」をトヨタとして初採用しています。
安全面では、最新の予防安全パッケージ「トヨタ セーフティ センス」のほか、高度運転支援の「トヨタ チームメイト」も設定しました。
また、ユニークな機能として、国産車として初となる「シグナルロードプロジェクション」を新たに採用。
フロントターンランプと同期し、路面へ矢印形の光が投影され、ウインカーの動きに合わせて矢印が点滅。見通しの悪い交差点などにおいて、歩行者や周囲の交通へ早期に車両認知へつなげる装備となっています。
※ ※ ※
新型カローラクロスの価格(消費税込)は276万円から389万5000円。GRスポーツのみ8月4日に発売される予定です。
なお、新型では生産工場がトヨタ自動車東日本(TMEJ)の岩手工場に変更されました。カローラという量販車を東北で生産することで、地域の活性化やものづくり発展も目指しているといいます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。