三菱が「“新型”クーペSUV」世界初公開! 7年ぶり全面刷新のコンパクトモデルは「超“静音”」仕様に!? 新型「エクリプスクロス」欧州で9月公開へ
2025年5月13日、三菱の欧州法人はC-SUVセグメントの新型「エクリプスクロス」を今年9月に発表すると明らかにし、ティザー画像を先行公開しました。
新型「エクリプスクロス」は欧州独自の「BEV専用モデル」に!?
三菱自動車工業(以下、三菱)の欧州法人は2025年5月13日、新型「エクリプスクロス」を今年9月に発表すると明らかにしました。
欧州市場向けに開発されたC-SUVセグメントモデルだといい、ボディの一部が先行公開されました。

現行型のエクリプスクロスは、2018年3月に登場したコンパクトSUVです。
同社のミドルクラスSUV「アウトランダー」と、コンパクトSUV「RVR」(2024年4月に生産終了)の間に位置し、クーペ風のスタイリッシュなフォルムと、電子制御4WDによるダイナミックな走りを融合したアクティブなキャラクターを特徴とします。
デビュー時のボディサイズは全長4405mm×全幅1805mm×全高1685mm。その後2020年12月に実施された大幅改良で、全長を140mm延伸し全長4545mmとなりました。
特に車体後部を伸ばしたことで、より伸びやかなフォルムに生まれ変わっています。
この時、当初の1.5リッター直列4気筒ガソリン直噴ターボエンジン車に加え、新たに2.4リッター直列4気筒エンジン+ツインモーター4WDを搭載した「エクリプスクロスPHEV」が追加されています。
2018年のデビューから7年が経過したエクリプスクロスですが、日本では2025年5月にSNSなどで「エクリプスクロスPHEVが8月で生産終了」との噂が流れ、ファンの間でその真偽について話題となりました。
その後、この情報を裏付けるように、三菱の公式ウェブサイト上では「PHEVモデルについては、装備・仕様がご希望に添えない場合がございます」との表記があがるなど、動向が注目されているところです。
そんななか、欧州で明らかにされた新たな次期エクリプスクロスの存在ですが、三菱の欧州法人は「欧州向けに開発されたモデル」だと説明します。
2025年春、三菱は欧州で最新の「アウトランダーPHEV」の導入を開始しており、さらに欧州最大のC-SUVセグメントに参入すべく、新型「グランディス」を同年7月に導入する予定です。
そして3番目のモデルとして、新型エクリプスクロスが同じC-SUVセグメントに投入されます。
同じセグメントのなかで、新型グランディスはICE(内燃エンジン車)とHEV(ハイブリッド車)がラインナップされるのに対し、新型エクリプスクロスはBEV(バッテリーEV:電気自動車)専用モデルとなります。
加えて欧州ではB-SUVセグメントに「ASX」(ICE/HEV)を用意しており、この4つの三菱SUVでBEV、PHEV、HEV、ICEと、幅広いパワートレインをカバーしたラインナップが揃うことになります。
なお三菱の欧州におけるBEV発売は、2010年に世界に先駆けて導入された「i-MiEV(アイミーブ)」以来初のことです。
今回公開されたのは、車名のロゴマークやホイールデザインの一部、そして「EV」と書かれたボディサイドのエンブレムの画像のみです。
全容は明らかになっていませんが、未来的なEVデザインのスタイリングが与えられたといいます。
ドイツにある三菱の欧州デザイン部門が手がけたもので、三菱独自のフロントデザイン「ダイナミックシールド」が採用されます。
パワートレインは、2種類のバッテリーが用意され、長距離バージョンは2025年第4四半期から、中距離バージョンは2026年からそれぞれ発売の予定です。
また高度なADAS(先進運転支援機能)が搭載されるほか、Googleビルドインを備えたインフォテインメントも用意され、高い安全性と利便性を提供します。
なお新型エクリプスクロスは、ルノー日産三菱アライアンスを活用し、フランス・ドゥエーのルノー・アンペア(アンペール)工場で製造されます。
9月の発表後、2025年後半より欧州で順次発売される予定です。
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