マツダ「次期CX-5」まもなく登場? ちょうどイイサイズ×「コスパ」最高の“ミドルモデル”はどう進化する? 登場「8年経過」も現行型がいまだ支持されるワケとは
マツダ「CX-5」は8年もの長いモデルライフを送っており、そろそろ次期型にも期待したいところです。しかし、現行モデルは堅調に売れ行きを維持しています。なぜなのでしょうか。
グローバル販売4分の1以上が「CX-5」
2017年に登場したマツダのミドルサイズSUV「CX-5」現行型。そのモデルライフは8年となっていて、長寿モデルとなっています。
いよいよ次期モデルにも期待したいところですが、今もなおマツダのラインナップでは売れ筋のモデルなのです。なぜ、CX-5は新しくなくても売れるのでしょうか。その理由を紹介していきます。

CX-5が売れているといっても、いまいち実感が湧かないかもしれません。まずはデータで見てみましょう。
国内の販売台数ランキングで2024年の1年間(1月から12月)を見てみると、CX-5は1万9418台で34位となっています。
実はこれはマツダ車の中で2番目に多い台数であり、最もマツダ車で台数が多いのは31位の「MAZDA 2」で2万1649台でした。
マツダは現在、輸出市場が屋台骨となっていますが、グローバルで見てもCX-5は好調となっています。
マツダが発表した2024年の販売状況を見てみると、CX-5は輸出、グローバル販売ともに主要車種実績に名を連ねています。
2024年1年間における、CX-5のグローバルでの販売台数は34万5209台で、これはマツダ全体の販売台数の約27%を占めています。
登場から約8年が経過しようとしているモデルが、メーカー全体の27%も売れているのは「まだまだ現役」と感じるポイントです。
そんなCX-5ですが、売れ続けている理由に「新鮮さを失わない進化」があります。
2021年にフロントフェイスやランプ類のデザインを一部変更するなどの大幅商品改良が行われましたが、その後も年ごとに細かく改良を行っていて、特別仕様車などの追加もあり新鮮さを失っていません。
以前、筆者(西川昇吾)がマツダディーラーのスタッフに聞いたところ、2021年の大型改良では人気が再熱した印象があったようで、「スポーツアピアランス」や「フィールドジャーニー」といったキャラクターの分かりやすいグレード構成になったのも、ユーザーから好印象だったそうです。
また、サイズ感や質感、それらに対する値段のバランスがいいという声も販売現場ではあるようです。
確かにCX-5は今乗っても満足度が比較的高い1台です。乗り味に新しいモデル並みの洗練さは感じませんが、走行性能や乗り心地、走りの質感などは多くの人が満足できるものだと思います。
それに加え、運転支援システムなども同クラスのライバルと比べて基本的には引けを取らない内容であり、価格に対する満足感は高いと言えます。
ただし、流石に8年も経過しているので、そろそろフルモデルチェンジの話があってもいいころです。
マツダが3月に公表した2030年までの中期経営計画「ライトアセット戦略」では、現在開発している新エンジン「SKYACTIV-Z」をマツダ独自のハイブリッドシステムと組み合わせ、2027年中に次期CX-5から導入すると発表していました。
そうなると次期CX-5の詳細もそろそろ明らかになってくるころでしょう。
初代CX-5は「スカイアクティブテクノロジー」と「魂動デザイン」という現在のマツダのブランドイメージを牽引するアイコニックなものを全面投入した初のモデルでした。
そこから「SKYACTIV-Z」が次期CX-5で投入されることを考えると、次期CX-5もマツダの次世代イメージを牽引するモデルへと生まれ変わって登場することに期待が持てます。
恐らくマツダはSKYACTIVE-Zや独自のストロングハイブリッドの開発を延期又は凍結せざるを得ないだろう。直近の米関税や為替により、このままでは赤字確実だ。不要不急の開発投資を抑えるだろう。(それだけでは不十分で固定費削減で人員削減も行う可能性は非常に高い。)下らない既報記事書く前にやる事があるだろう!