高速道の電光板「みどりの三角」に反響多数! 「ためになる」「知らなかった」 謎の「▲マーク」は渋滞を賢く過ごせる「大ヒント」だった! 知っておきたいNEXCOの“豆知識”とは
NEXCO東日本の公式SNSは、「ドライブまめ知識」として高速道路の情報板に表示される「▲」マークを紹介しました。さまざまな反響が寄せられています。
目からウロコ? 大渋滞をカシコク抜けるヒント
NEXCO東日本は2025年4月24日、公式SNSを更新。「ドライブまめ知識」として、高速道路の情報板に表示される「▲」マークを紹介しました。
「知らなかった」などのコメントも寄せられていますが、一体どのようなものなのでしょうか。

高速道路の電光掲示板は「道路情報板」といい、工事や落下物などの注意喚起や、凍結や雨などの天候情報、高速道路の利用案内なども提供しています。
なかでも、高速道路を利用する人にとって最も身近な情報といえば、交通情報です。
例えば、「久喜白岡JCT-都賀西方PA 断続渋滞63km」「この先事故渋滞 10km 2時間位以上」と、現在走行中もしくは付近の路線を中心に、渋滞の長さや原因、通過時間などの最新の情報を提示し、ドライブ計画の参考になります。
この渋滞情報には「渋滞9km 25分▲」のように、通過時間に緑や赤の「▲(三角マーク)」が追加されることがあります。
実はこの表示の正体は、「渋滞が現在進行形で伸びている・短くなっている」ことを示しています。
まず緑の三角マークの正体は「渋滞が減少傾向にある」ことを示しています。形は「左向きの直角三角形」です。
主に首都高速やNEXCO東日本管内の高速道路で表示されているもので、「同じ方面へ向かう2つ以上の経路がある場合」に、ドライバーが経路選択しやすくするよう導入された経緯があるといいます。
いっぽうの赤い三角マークは「渋滞が増加傾向にある」ことを示しています。形は「右向きの直角三角形」です。
この表示は首都高速やNEXCO東日本だけでなく、多くのエリアでも使われており、NEXCO西日本では5km以上の渋滞を対象として、渋滞が増加傾向にある場合に表示しているといいます。
こうした表示があれば、ルートの変更に役立ちます。
例えば、東京から静岡方面に向かって走行しているとき、「秦野中井−横浜青葉 渋滞35km 120分▲(赤の増加)」とあれば、東名を使わずに、第三京浜〜国道1号〜西湘BP経由に変更したり、あるいは東名を厚木まで乗って小田厚から箱根峠を抜けていくか、東名を降りて国道246号の下道を走るかなど、臨機応変に対応できます。
通過時間がすでに非常に長く、さらに増加傾向でかなり長引きそうであれば、もう移動することは諦めて、付近にある観光地を巡ったり、食事や温泉につかるなどして、渋滞が落ち着くまでやりすごすことも十分有効です。
その反対に、表示が緑の減少になっていたら、渋滞情報で示された区間に入るころにはもしかしたら渋滞が消滅している可能性もあり、ひとまずそのまま走行を続けて様子を見るということも有効です。
今回のSNS投稿には、「ほう…ためになる情報ですね」「知らなんだ」「これは知らなかった」など、この意味を知らない人もいるようで、「赤い▲しか見たことない」と緑の渋滞減少マークの存在に驚く人もいるようです。
渋滞はイライラしますし、景色も楽しめません。疲労の原因にもなり、事故のリスクも高まります。しかし、こうした役立ち情報があれば、ストレスの少ないドライブ計画を立てることができるのです。
NEXCOは「渋滞情報を見かけた際は『▲』の色にも注目して、目的地までのルートをご検討ください」と、ドライブに役立たせるようにアドバイスしています。
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