三菱の超ド迫力「2階建て“キング”」が引退へ! 新車7200万円超え「国内最大級・3軸ボディ」×420馬力“直6”搭載! マニア大興奮の「エアロキング」 JR東海バスで26日卒業

ジェイアール東海バスは、国産最後の2階建てバス 三菱ふそう「エアロキング」が2025年4月26日に引退すると発表しました。

3軸×2階建てのド迫力スタイルも、この春「卒業」

 ジェイアール東海バスは、国産最後の2階建てバス 三菱ふそう「エアロキング」が2025年4月26日に引退すると発表しました。
 
 引退までにはさまざまなイベントが開かれ、26日には「卒業式」が開催されます。

走る伝説の「エアロキング」、ついに卒業へ
走る伝説の「エアロキング」、ついに卒業へ

 エアロキングは、三菱ふそうが1980年代から2010年まで製造していた国産2階建てバスです。

 2階席からの眺めの良さや、通常のスーパーハイデッカーバスより着席定員が増えることから、観光バスや高速路線バスとして各社で導入されていました。

 最終型の「BKG-MU66JS型」は2008年4月に発売。新たに420馬力を発揮する12.9リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジン搭載により「平成17年新長期排出ガス規制」に適合。

 また、安全性能の向上やリアのデザイン一新を図っています。当時の価格は7266万円です。

 JRバスグループにおいては、東京から静岡・愛知方面へ向かう「東名ハイウェイバス」や夜行の「ドリーム号」などで用いられており、特に東名ハイウェイバスでは2024年3月まで運用されていました。

 歴代モデルの多くはすでに引退しており、最終型(BKG-MU66JS)も製造終了後から10年以上が経過し、日々の長距離運用による経年劣化、排気ガス規制の強化などから廃車が進行し、2016年頃からはスカニア「アストロメガ」など、輸入車に更新されています。

 一方で、三菱ふそうの大型バス「エアロ」シリーズの2世代目に共通する精悍なフロントフェイスや日本最大級の迫力のあるボディサイズ、大排気量の力強いエンジン、バスでは稀になった後輪2軸の構造などが、バスファンを中心に人気を獲得。

 各社でエアロキングの体験をメインとした企画が販売されています。

 ジェイアールバス東海バスでも本来は2024年に引退していたはずでしたが、多くのバスファンから要望があったことで1年延期。さまざまなツアーのほか、貸切イベントなども実施されていました。

 そして今回、ジェイアールバス東海バスから最後の車両(車番744−10991)が引退することになりました。2010年の運用開始後、走行距離は250万km以上に達しています。

 4月25日と26日には撮影会と試乗会、車両リフトアップ見学などが実施され、4月26日午後には「キング卒業式」が実施されます。卒業式では、「ナンバープレート」の取り外しのほか、卒業証書の授与が実施され、バスとしての役目を終えます。

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