スバルは2025年4月17日、「ニューヨーク国際オートショー2025」（米国・ニューヨーク）において、新型バッテリーEVを世界初公開しました。
　
　新たなバッテリーEVとして披露されたのは「トレイルシーカー」というSUV。「ソルテラ」に続く同社のグローバルバッテリーEVラインナップかつ、トヨタとスバルが共同開発したバッテリーEVの第2弾として登場しました。

　新型トレイルシーカーは、バッテリーEVならではの優れた走行性能と、クロスオーバーSUVの高い実用性を融合させたモデルで、日常のドライブからアウトドアでの冒険まで、アクティブなライフスタイルをサポートする1台です。

　ボディサイズはソルテラ（全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm）よりも大きく、全長は6インチ（約152mm）長く、全高は1インチ（約25.4mm）高く設定され、存在感のあるスタイリングを実現。

　最低地上高は8.3インチ（約210mm）を確保し、悪路性能も備えています。

　外観は、バッテリーEVらしい先進的な印象と、アウトドアでの機能性や日常の使いやすさを兼ね備えた力強くタフなデザインです。

　また、フロントフェイスには、シャープな6連のLEDヘッドライトと大胆なグリルレスデザインを採用し、未来感を表現。フェンダーはオフロード性能を強調する樹脂パーツやプロテクターで強化され、タフな印象を与えます。

　インテリアは、水平基調のシンプルかつミニマルなデザインを採用し、視覚的な広がりと開放感を演出。インパネ中央には、スバル史上最大となる14インチのタッチスクリーンを配置するなど、モダンでスタイリッシュな雰囲気と高い利便性を両立しました。

　さらに、フラットな床と十分な足元スペースに加え、大容量の荷室も確保。快適かつ実用的なSUVとなっています。

　新型トレイルシーカーパワートレインには、前後に2基の高出力モーターを搭載。ステム最大出力は375馬力を誇り、モーターによる滑らかで力強い加速性能を実現しました。

　また、スバルが長年磨き上げてきたサスペンション技術や電動パワーステアリング、新開発のAWD制御を採用することで、どんな路面でもドライバーが意のままに操れる安心感のある走りが可能となっています。

　搭載された74.7kWhの大容量リチウムイオンバッテリーは、約260マイル（約418km）以上の航続距離を確保しつつ、0-60mph加速（0-100km／h加速）は約4.4秒を達成するという俊足も魅力。

　さらに、バッテリープリコンディショニング機能を備えており、常温時や寒冷時でも短時間での充電が可能です。

　新型トレイルシーカーは、2026年以降にスバルの工場で生産を開始し、米国市場での導入を予定しています。

　そんな新型トレイルシーカーについて、ネットではさまざまな反響が集まりました。

「トレイルシーカーいいな」「トレイルシーカーかっけぇ！」「トレイルシーカー、好みかもしれん」「先進デザインでカッコいい！」など、デザインに惹かれる人が多いようです。

「ソルテラ”ワゴン”ってかんじだね」「長いソルテラじゃん」「やっぱりこのステーションワゴンなボディラインが刺さる」など、ソルテラよりも全長が延長されたことにより、ステーションワゴン感が強調されていることに言及するコメントも見受けられました。

　スバルのステーションワゴンSUVといえば、日本で2025年3月末に販売終了となった「レガシィアウトバック」がありますが、この新型トレイルシーカーが後継モデルなのではないかと予想する声も。

「アウトバックみたいになってて面白いな」「日本ではトレイルシーカーがアウトバック後継のe-OUTBACKとして投入されそうですね」「やっぱりアウトバックのBEV版って感じなんでしょうかね」など、バッテリーEVへと進化したアウトバックの登場を期待する声も寄せられています。

※　※　※

　なお、ニューヨーク国際オートショーで2025では進化したソルテラが披露されたほか、米国仕様の新型アウトバックおよび新型アウトバックウィルダネスも世界初公開され、話題となっています。