2000円で眠れるのサイコー!? 高速道路で「格安」で横になれる「ハイウェイホテル」とは 個室利用で「ひとり2400円未満」の激安プランも!?
近年は、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に併設して「ハイウェイホテル」という宿泊所が増えてきています。どんなサービスなのでしょうか。
高速道路から下りずに横になって眠れる
日本国内を長距離移動する際に、高速道路で長時間ドライブすることもあるでしょう。
そうなると、夜間になって道中で宿泊したくなってきますが、高速道路を途中で下りるわけにもいかず、困るかもしれません。
しかし近年は、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)に併設して「ハイウェイホテル」という宿泊所が増えてきています。

ハイウェイホテルは、SA・PAの敷地内にあるため、料金所から高速外へ出る必要もありません。
一泊数千円で泊まることが可能であり、ドライブ中に気軽に使用できることから旅行、ビジネスだけでなく、トラックドライバーからも需要が増えています。
多くのハイウェイホテルでは、テレビや電子レンジ、洗濯機といった家電や、アニメティや貸し出しなどのサービスが提供されており、一般的なビジネスホテルと遜色ない環境で眠ることができます。
2024年9月時点では全国で8ヵ所に展開されていますが、これからまだまだ増えていくことになりそうです。
登場しはじめたばかりのハイウェイホテルですが、人気の施設ではどんなサービスがあるのでしょうか。
まずは、名神高速道路のEXPASA多賀サービスエリア内にある「レストイン多賀」。一番の特長は「大浴場」を完備していることです。
部屋は全室禁煙で、シングルルームや2種類のツインルーム、3種類の和室、カプセルルームの計7つの中から選択することできます。
中でもカプセルルーム(男性専用)は5000円で泊まることが可能であり、予算を抑えて寝泊まりできるのがポイントです。
部屋には、冷蔵庫やドライヤー、電気ポット等が用意されています。
また、毛布や加湿器、傘なども貸し出しされており、備品の取り揃えは十分。フロントは24時間対応なので、深夜の利用も安心です。チェックアウトは10時です。
また「大浴場のみ利用」の場合、大人700円で利用することができます。
さらに女性限定で、300円の追加料金を支払うことで最大6時間まで休憩室を利用することができます。
レストイン多賀の担当者は以前の取材で「時期によっては満員となっている日もあります」と話します。
「実際にお泊り頂いたお客様からは『静かに過ごせた』や『車中泊などに比べて快適に休むことができた』という声を頂きました」
いっぽう、徳島自動車道上にある「ファミリーロッジ旅籠屋 吉野川SA店」、繁忙期の割増の無いレギュラー料金の場合だと、エコノミー時に6人一部屋で宿泊する場合で「一人当たり約2380円」と、破格の安値で泊まれます(2025年8月から値上げ予定)。
各部屋にバスルームやトイレがあり、さらにテレビや冷蔵庫、エアコンといった家電類が揃っています。
タオルやボディソープ等のアメニティはありますが、歯ブラシセットやスリッパ、髭剃りセットなどは販売品となっています。また、飲み物とパンなどの朝軽食を無料で利用することが可能です。
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さらに、先述の「レストイン多賀」では、2025年4月から「寝ころびマットレススペース」を導入。幅100cmサイズでゆったりと横になれ、照明を下げたうえで横と正面に衝立を設置し、周囲の視線を感じにくい環境を実現しましています。
価格(消費税込)は、4時間利用が2000円、6時間利用が2500円です。6時間超過の場合、1時間ごとに500円が加算されます。
運賃が安いのに無理です!