500馬力の3リッター「直6」ツインターボ搭載! もう“最後”!?「ALPINA B4 グランクーペ」がスゴイ! 2025年末で消える「“正統派”スポーツクーペ」は語り継がれる「不朽の名作」

今後も語り継がれていく「不朽の名作」

 そっとアクセルに力を込めていくと、四輪がガッシリと接地している感覚が足裏から手のひらから、瞬時に伝わってくるよう。

 BMWでいうところの「xDrive」である4WDを採用しているアルピナ B4グランクーペは、走行状況によって前後の駆動力配分を最適に可変するシステムを搭載します。

 速度を上げていくにつれてFRかと思わせるようなリアからのトラクションが強まり、グッと着座位置が路面に近づきそうな低重心感が大きくなってきます。

今後も語り継がれていく不朽の名作に…「ALPINA B4 グランクーペ」
今後も語り継がれていく不朽の名作に…「ALPINA B4 グランクーペ」

 とくに、ドライブモードでスポーツを選ぶとその傾向が強くなりますが、決して猛々しい音や荒っぽい挙動を見せることはなく、あくまで落ち着いた中に静かな興奮が宿っていく感覚です。

 何度も“正統派”という言葉を使ってしまいますが、これぞ正統派4ドアスポーツなのだとあらためて心に刻みながらドライブを楽しみました。

 コンフォートモードにすると、さらに上質な乗り心地を優先しながら走ることができます。

 アルピナ独自のチューニングだというスポーツサスペンションは、他のクルマで通った同じ路面が「舗装したばかり!?」と疑いたくなるほどの懐の深さで驚きました。

 まるで3人がけのソファのようにゆったりとした後席も心地よく、ショーファーカーとドライバーズカーの両方を望む人にも響くのではないでしょうか。

※ ※ ※

 かつて、世界の多くの輸入ブランドが「東京モーターショー」から撤退した時、アルピナだけは日本のオーナーのためにブースを出展し続けてくれたことを思い出します。

 アルピナにとってドイツ、アメリカに次いで重要な国だという日本。

 身振り手振りの身体全体で感情を外に出すのではなく、平静を装いながらも、内心では感情を爆発させることも多い日本人の気質に、アルピナは少し親しみを覚えるところがあるのかもしれません。

 今後も語り継がれていく不朽の名作。そんなタイトルを贈りたくなる1台です。

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