500馬力の3リッター「直6」ツインターボ搭載! もう“最後”!?「ALPINA B4 グランクーペ」がスゴイ! 2025年末で消える「“正統派”スポーツクーペ」は語り継がれる「不朽の名作」
さりげなく、でも特別な「世界に1台だけ」の佇まい
アルピナ B4グランクーペは、 BMW「M440i xDriveグランクーペ」をベースに、エンジニアリングから内外装のカスタマイズに至るまで、アルピナによる独自のチューニングが施されているモデルです。車両価格は1495万円。
搭載される3リッター直列6気筒ビターボ(ツインターボ)エンジンは、最高出力495ps・最大トルク730Nmと圧倒的な性能を誇ります。

ただ、外観上でアルピナを主張するのは、フロントバンパーに控えめに入るALPINAのロゴと、ボディサイドにお馴染みのピンストライプ。足元にはALPINAのエンブレムを中心に20スポークが繊細かつ気品のあるオーラを放つ、クラシックホイールを装着しています。
リアにまわると、専用となる4本出しマフラーがあるものの、目立つところといえばこれくらい。
それでも、ロールスロイスなどにも通じる特別な風格が感じられるのは、オプションで約47万円というボディカラーのアルピナ・グリーンだったり、フロントフードの中に秘める圧倒的なスペックをもつパワートレインの静かなる迫力なのでしょうか。
ドアを開けると、ハンドルは左側。右ハンドルは40万円のオプションで選ぶことができます。
コクピットをはじめ、インテリアはクラシックな正統派ラグジュアリーと呼びたくなる、新しすぎず古すぎないディスプレイやレバー、スイッチ類が配置されています。
センターコンソールには、アルピナのブッフローエ工場で生産された証であるシリアルナンバーが刻まれており、このナンバーはエンジンルームにも。
乗るたびに必ず目に入る、この「世界に1台だけ」という特別感は、オーナーとしての歓びを高めてくれるもののひとつでしょう。
ハリのあるクッションとサイドサポート形状で身体を包み込むシートに身を預け、握りの太いステアリングに手を添えると、とても崇高な気持ちがヒタヒタと押し寄せてくるのを感じます。
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