新「ハリアー」まもなく登場! 歴代初「パワートレイン」×4WD採用! 専用デザイン外装&高級内装もカッコイイ! “2025年市販予定”のタタ「ハリアーEV」インド仕様とは?
日本で高い人気を誇るトヨタ「ハリアー」と同じ名前を冠した別のモデルが、インドの自動車メーカー「タタモータース」にラインナップされており、2025年1月には新たなモデルも公開されています。一体どのようなクルマなのでしょうか。
「ハリアー」にEVモデルがまもなく登場!
日本で高い人気を誇るトヨタ「ハリアー」は、スタイリッシュなデザインと優れた走行性能で知られるミドルサイズSUVです。
2024年度(2024年4月から2025年3月まで)の新車販売台数ランキングでも15位(6万3684台)を記録し、都市部から郊外まで幅広い層に支持されています。
その同じ名前を冠した別のモデルが、インドの自動車メーカー「タタモータース」にラインナップされており、2025年1月には新たなモデルも公開されています。

そのモデルとは「ハリアーEV」です。
タタモータースは、インド最大手の自動車メーカーとして、多様な車種を展開しています。
そのなかでも“ハリアー”は、2019年の発売以来、力強いデザインと実用性で人気を集めてきました。
2025年1月18日から21日まで、インド・ニューデリーで開催された「バーラト・モビリティー・グローバル・エキスポ2025」では、このハリアーの電気自動車モデルであるハリアーEVの市販バージョンが初めて公開され、大きな注目を浴びました。
ハリアーEVの車体サイズは、全長4605mm×全幅1922mm×全高1718mm、ホイールベース2741mmです。
トヨタのハリアー(全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベース2690mm)と比較すると、全長はやや短く、幅が広く、背が高いのが特徴です。
このサイズ感は、都市部の狭い道路でも取り回しやすく、かつ存在感のあるスタイルを実現しています。
車名の“ハリアー”は、鷹の一種である「チュウヒ」に由来しますが、トヨタのハリアーとは関連がなく、独自の設計思想に基づいています。
ハリアーEVの開発には、タタモータースが傘下に持つジャガー・ランドローバーとの技術協力が生かされています。
具体的には、「OMEGARC」アーキテクチャとR8プラットフォームを採用し、堅牢な車体構造と優れた走行性能を実現しています。
これまでハリアーは、最高出力170ps、最大トルク350Nmの2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載した内燃機関モデルが主力でした。
しかし、環境意識の高まりとともに、電気自動車への期待が高まり、2023年と2024年のエキスポでコンセプトモデルが展示された後、ついに市販モデルが登場しました。
ハリアーEVの外観は、内燃機関モデルをベースにしつつ、電気自動車ならではの特徴が加えられています。
フロントグリルは空気抵抗を抑える密閉型で、縦型のルーバーが施されたバンパーが印象的です。
また、空力性能を考慮した専用ホイールデザインが採用され、モダンで洗練された雰囲気を醸し出しています。
内装も高級感を追求しており、ダッシュボードやドアトリムには柔らかな触感の素材が使用されています。
さらに、インフォテイメントシステムには電気自動車専用のグラフィックが表示され、先進性をアピールしています。
装備面では、12.3インチのタッチスクリーンインフォテイメントシステムや、ワイヤレス接続が可能なApple CarPlayおよびAndroid Auto、デュアルゾーン自動エアコン、10.25インチのデジタルドライバーディスプレイが標準装備されています。
音響面では、JBL製の高品質サウンドシステムが搭載され、車内を上質な空間に変えます。
そのほか、マルチカラーアンビエント照明、パノラマサンルーフ、6ウェイ調整可能な電動シート、通気性のあるフロントシートなど、快適性を高める装備が充実しています。
安全性能も見逃せません。アダプティブクルーズコントロール、360度ビューカメラ、ヒルホールドコントロールなど、最新の運転支援システムが搭載されており、安心してドライブを楽しめます。
これらの機能は、長距離移動や都市部の渋滞でもストレスを軽減し、ドライバーをサポートします。
パワートレインについては、2025年4月時点で詳細な情報は未公開ですが、インドの電気自動車として初めてデュアルモーターによる全輪駆動システムを搭載することが明らかになっています。
このシステムにより、最大トルクは500Nmに達し、力強い加速性能が期待されます。
また、1回の充電で500km以上の航続距離を実現する予定ですが、バッテリー容量などの具体的な仕様は今後発表される予定です。
なお、価格については、約300万ルピー(約540万円)からと予想されており、2025年半ばの発売を目指しています。
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