タイヤの「赤と黄色の“丸マーク”」ってなに? 消えても大丈夫? 実は安全&快適ドライブを支える「重要サイン」だった! 気になる役割とは?
年末年始の帰省や旅行、初詣など、冬のドライブを安全に楽しむためには、スタッドレスタイヤへの交換だけでなく、その取り付け方にも気を配ることが大切です。実は、タイヤの側面に描かれた小さなマークには、安全で快適な走行を支える重要な意味が隠されています。
年末年始のドライブを安心に…タイヤ交換時の「マーク」に込められた意味
年末年始は帰省や旅行、初詣などでクルマを使う機会が増えるこの時期、気温の低下とともに気をつけたいのがタイヤの状態です。
特に雪道や凍結路面での走行が想定される地域では、スタッドレスタイヤへの交換が欠かせません。
しかし、ただタイヤを履き替えるだけでなく、その取り付け方にも安全運転のための重要なポイントが隠されていることをご存じでしょうか。

新品のタイヤをよく見ると、側面に赤や黄色の小さな丸いマークが描かれていることがあります。
見た目は単なる印のようですが、実はこれらはタイヤ性能を最大限に引き出すための「基準点」なのです。
整備士が交換作業を行う際、このマークを手がかりにしてタイヤとホイールのバランスを精密に合わせることで、走行中の安定性や快適性が大きく変わります。
まず黄色のマークは「軽点マーク」と呼ばれ、タイヤの中で最も軽い部分を示しています。
ホイールには空気を入れるためのバルブがあり、その部分が他よりも重くなる傾向があります。
そのため、軽点マークをバルブの位置に合わせて装着することで、ホイール全体の重量バランスを整えることができるのです。
これにより、走行時の微細な振動が抑えられ、ハンドルのブレやタイヤの偏摩耗を防止します。
結果として、運転中の安定感が増し、長時間のドライブでも疲れにくくなる効果があります。
一方で赤いマークは「ユニフォミティマーク」と呼ばれ、タイヤの外径が最も大きい部分を示しています。
ホイール側にもわずかな誤差が存在するため、外径が最も小さい部分にこのマークを合わせることで、タイヤ全体の形状を均一に整えることができます。
これにより、特に高速走行時やカーブでの安定性が向上し、ハンドル操作がよりスムーズになります。
年末年始は寒波による路面凍結や積雪が発生しやすい時期です。タイヤと路面の接地面積がわずかでも不均一になると、ブレーキ性能やグリップ力が低下する危険があります。
たとえば、高速道路での帰省ラッシュ時にタイヤが偏摩耗していると、わずかな雪や水分でもスリップのリスクが高まります。
こうしたトラブルを防ぐためにも、タイヤ交換の際にはこれらのマークの意味を理解し、正しい位置合わせを行うことが重要です。
ただし、すべてのタイヤにマークが付いているわけではありません。メーカーによって表記方法が異なり、赤と黄色の両方がある場合や、どちらか一方のみの場合、あるいは表示自体がない場合もあります。
そのため、交換作業を依頼する際には、整備士にマークの有無や位置を確認してもらうと安心です。
マークは新品時にしか見えないものも多く、走行を重ねるうちに汚れや摩耗で自然に消えてしまいますが、それ自体は問題ありません。重要なのは、交換ごとに最新のバランス調整をしっかり行うことです。
最近では、タイヤバランサーと呼ばれる高精度の調整機器が普及しており、人の目では判断できないほど微細なズレまで補正できるようになっています。
スタッドレスタイヤの場合、ゴムが柔らかく溝が深いため、バランスが崩れるとその影響がより顕著に表れます。
新しいタイヤを取り付ける際には、こうした調整を怠らないことで、安全性だけでなくタイヤの寿命も延ばすことができます。
また、冬場は気温の低下により空気圧が下がりやすくなります。出発前にはタイヤの空気圧と溝の深さをチェックし、必要に応じて整備工場で点検を受けましょう。
特に長距離の帰省や雪道走行を予定している場合、スタッドレスタイヤの状態が走行性能を左右します。
溝が浅くなっていると雪をかき出す力が弱まり、滑りやすくなるため、早めの交換が安心です。
タイヤはクルマと路面をつなぐ唯一の接点であり、そのわずかな違いが安全性や快適さに直結します。
年末年始のドライブを安心して楽しむためにも、タイヤ交換の際にはマークの意味や取り付け位置に注目し、プロの整備士と相談しながら最適な調整を行うことをおすすめします。
正しく整えられたタイヤは、家族の帰省や新年のドライブを、より快適で安全なものにしてくれるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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