トヨタ「アクア」新型出ず7年、今でも新車販売トップ3に居続ける理由とは

デビューから7年経過したトヨタで最もコンパクトなハイブリッドカー「アクア」は、未だ好調に売れ続けています。通常なら売れ筋モデルのモデルチェンジサイクルは4~5年、なぜトヨタ「アクア」はモデルチェンジせずに売れ続けているのでしょうか?

デビューから7年、プリウス、ノートに続く新車販売3位の「アクア」

 デビューから7年経過したトヨタで最もコンパクトなハイブリッドカー「アクア」は、未だ好調に売れ続けています。直近1年間(2017年度[2017年4月~2018年3月])の新車販売台数(軽自動車は除く)は12万8899台と、トヨタ「プリウス」、日産「ノート」に続く3位。通常なら売れ筋モデルのモデルチェンジサイクルは4~5年です。なぜトヨタ「アクア」はモデルチェンジせずに売れ続けているのでしょうか?

トヨタ「アクア」

 まずは改めて、トヨタ「アクア」を紹介します。車両のベースになったのは同じトヨタのコンパクトカーである「ヴィッツ」。そこに2代目プリウスのハイブリッドシステムをコストダウンして搭載しています。

 2011年のデビュー直後からプリウスより手軽な価格で買えるハイブリッドカーとして人気を博し、瞬く間にベストセラーカーになりました。

 特にユーザーから高く評価されたのは、「気軽に乗れるボディサイズ」と、「プリウスを凌ぐ実用燃費」。私(筆者:国沢光宏)が燃費も気にせず普通に乗って、リッター当たり22~25キロくらい走るのですから素晴らしい実力のクルマです。

 絶対的な動力性能もエコカーと思えないほどの実力。アクセルペダルを踏めば、元気よく加速してくれるので、走りの部分での顧客満足度が非常に高かったそうです。それに加え、「ハイブリッド」という新技術を採用している点も人気の理由でした。

 2013年にホンダから最大のライバルになると思われた、新型「フィット」のフルハイブリッドモデルがデビューしましたが、新型「フィット」は熟成不足に起因するリコールを連発してしまい、オウンゴールのようなカタチで低迷してしまいました。

「アクア」はその後も、2016年11月に日産から「e-POWER」という新しいハイブリッドシステムを採用した新型ノートが出るまでの間、コンパクトカーのベストセラーカーのままだったのです。

手を加え続けたトヨタ「アクア」を写真で見る(13枚)

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