トヨタ「“次期型”ルーミー」27年に登場!? 最新「ハイブリッド」設定×ド迫力「ギラギラフロントフェイス」も採用か? めちゃ売れてる「人気ハイトワゴン」今後どうなるのか
販売台数ランキングでもトップを快走するトヨタ「ルーミー」は、いよいよ販売9年目に突入し、次期型への期待も高まっています。次の全面刷新ではどう進化するのでしょうか。
今も好調の「ルーミー」は今後どうなる?
トヨタ「ルーミー」は2016年に登場後、日本自動車販売協会連合会が毎月発表しているランキングで、軽自動車を除いた登録車ランキングで上位を維持しつづけています。
いっぽう、いよいよ販売9年目に突入し、次期型に期待したいフェーズにきているのも事実です。では、次期型ではどのような進化を遂げるのでしょうか。

人気を維持しつづけるなか、ダイハツの認証不正問題によりルーミーおよびOEM元のダイハツ「トール」、スバルのOEMモデル「ジャスティ」も出荷停止になっていました。
その後、2024年3月に基準適合性を確認し出荷が再開され、4月から生産を再開しています。
一時期はこの一連の不正により、販売台数を大きく落としていましたが、やはり2025年に入ると大幅に調子を取り戻し、2025年2月の登録台数ランキングでは7800台、9位にランクインするという根強い人気を誇っています。
では現行型はなぜ、これだけ売れているのでしょう。その理由はAセグメントのスモールハイトワゴンにおいて、ライバルとなる車種がスズキ「ソリオ/ソリオバンディット(OEMの三菱「デリカD:2」を含む)」のみとなっていることが要因でしょう。
このセグメントは、より上位にあるBセグメントのホンダ「フリード」やトヨタ「シエンタ」とも競合するポジションに位置しますが、駐車場や自宅周辺の道路などがかなり狭い場合、軽スーパーハイトワゴン以外の選択肢として貴重な存在であることが考えられます。
ルーミーの最小回転半径はわずか4.6m〜4.7mで、軽スーパーハイトワゴンの代表格である4.5m〜4.7mのホンダ「N-BOX」とほとんど変わりません。
登録車の中でもコンパクトであり、全幅も5ナンバー枠ギリギリまで25mm余しながら両側スライドドアを備え、ハイルーフ化によりミニバンのような乗降性やウォークスルー、高い居住性や積載性を備えているのが支持されている理由でしょう。
対するライバルのソリオ/ソリオバンディットは、直近では2025年1月にマイナーチェンジが実施されました。
存在感のある顔つきに刷新されたほか、「スイフト」譲りの最新ユニット「Z12E」型エンジンの搭載、フルハイブリッドと純ガソリン車の廃止によるマイルドハイブリッドの集約も盛り込まれています。
そのほか、全車速追従機能、停止保持機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援機能、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラートなどが設定されたほか、電動パーキングブレーキやブレーキホールドも採用。
ソリオ/ソリオバンディットは装備の充実化も図り、2025年の1月と2月ともに昨年比の販売比率は120%近くを誇るなど、ルーミー三兄弟に迫る勢いで好調です。
そんななか、ルーミー・トール・ジャスティの“三兄弟”は、次期型の発売は一部で2027年6月以降になると報道されています。
そうなると、少なくてもあと2年間は、現行型の一部改良などで延命措置が図られることになるはずです。
2024年12月には一部改良を受け、9インチスマホ連携ディスプレイオーディオのバックカメラの標準化、オプションのスペアタイヤを廃止による後突時の安全性向上による法規に対応させ、しばらくは販売継続する目論見です。
では、次期型はどうなるでしょう。
2027年6月以降の登場が予想される次期ルーミーは、ハイト系やミニバンの売れ筋モデルの条件である押し出し感のあるフロントマスクに刷新され、さらに存在感を高めるはずです。
ボディサイズや取り回しの良さは、ヒット作になっている大きな理由ですから大きくは変わらないと予想できます。
パワートレインは、ダイハツのコンパクトSUV「ロッキー」と同様、独自の「e-SMART HYBRID」を採用した1.2リッターの直列3気筒+モーターのハイブリッドが搭載され、WLTCモード燃費でソリオの22.0km/Lを上回るのは最低条件でしょう。
現行型に搭載されている1リッターのNAおよびターボは、おそらく廃止される可能性が高そうです。排気量をアップした1.2リッターのNAとターボ車を設定するのかは分かりませんが、ここでソリオにはないターボ車を揃えることで差別化を図ることも考えられます。
装備では、全車速域追従式のアダプティブクルーズコントロール(ACC)やブラインドスポットモニターの標準化なども必須になりそう。
そのほか、バックカメラやディスプレイオーディオなどの全車標準化なども盛り込まれるのではないでしょうか。
なお走りの面では、マイナーチェンジ後のソリオ/ソリオバンディットがダンパーのセッティングを変えるなど、足まわりを見直すことでハンドリング、操縦安定性を高めています。
この点については、ルーミーも走りのクオリティアップが不可欠といえそうです。
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