“地獄渋滞”国道16号の救世主「千葉北西連絡道路」ついにルート選定開始! 野田~印西が「信号ゼロ」に!? 最初の地域検討始まる

“地獄渋滞”国道16号の救世主「千葉北西連絡道路」ついにルート選定開始! 野田~印西が「信号ゼロ」に!? 最初の地域検討始まる

計画段階評価が本格化

 国土交通省 千葉国道事務所は2025年3月21日、千葉県北部で計画されている新たな高規格道路「千葉北西連絡道路」について、概略ルートを決定するため、第1回目の地域アンケートを開始しました。
 
 事業化に向けたプロセスの、最初の一歩がついに動き出した形です。

渋滞する柏市内の国道16号(画像:国土交通省)
渋滞する柏市内の国道16号(画像:国土交通省)

 千葉北西連絡道路は、野田市~印西市をむすび、大渋滞の「国道16号」をバイパスする高規格道路です。

 国道16号は野田市・柏市・白井市など、千葉県北西部の唯一とも言える幹線道路で、交通量は1日あたり3万台に達します。エリア内ではほぼ全線にわたって破滅的な渋滞に悩まされています。

 生活移動としても、トラック輸送としても、ほぼ使い物にならない状況。昔からエリア全体が閉塞的になっています。

 ちょうど、外環道とも圏央道とも離れた「バイパス空白地帯」を通すのが、この「千葉北西連絡道路」です。

 事業化にあたって、最初のプロセスとなるのが「計画段階評価」です。ここで一般的に2回の地域アンケートが行われ、概略ルートや基本構造が決定されます。そのあと都市計画決定と環境アセスメントの手続きが進められ、
完了すればいよいよ事業化待ちという段階になります。

 そしてついに、3月21日から地域アンケートの1回目が始まりました。ここではまず地域課題が抽出され、それをふまえて、概略ルートがおよそ3案に絞り込まれます。

 ざっくりとした位置関係としては、国道16号から東側(利根川寄り)に並行して抜けていく構想になっています。一般的には最短ルートになるのか、あるいは重要地を経由するルートになるのか。全線高架なのか一部立体化なのか、はたまた現道の拡幅で済ませるのか、などの案が提示されることとなります。

 ネット上でも「16号の渋滞がひどすぎる」「パンク状態」「はよして」など、高規格バイパスの早期整備を求める声が多く見られます。

 柏IC〜呼塚交差点をはじめ「旅行速度20km/h以下」という地獄の混雑に悩む千葉県北西エリア。いよいよ具体的な決定プロセスが動き出しました。

【画像】超便利!? これが「千葉北西連絡道路」の計画ルートです(14枚)

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1件のコメント

  1. 道路の混雑を考えると必要だろうけど
    成田空港の実績がある千葉県じゃ
    「市民」による反対運動で完成まで数十年単位なんだろうな。。。

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