なぜレクサス車は「ハイオク指定」の車種が多い? 同じエンジンでも「アルファード」はレギュラーなのに… ハイオク車にレギュラー給油したらどうなる?
高性能ターボエンジン車にレギュラー給油は避けたほうがベター!?
別の開発者は「エンジン排気量にして1リッター当たりの最高出力が100馬力を超える高性能なターボエンジン車では、レギュラーガソリンの給油は避けた方が無難です。ノッキングに加えてエンジンの始動性が悪くなる心配もあり、長期間にわたってレギュラーガソリンを給油する使い方は推奨しません」と述べています。
以上のようにハイオクガソリン仕様車の場合、一時的にレギュラーガソリンを給油するのは仕方ないとしても、長期化するのは避けた方が良いようです。

また日産「GT-R」の取扱説明書には「オクタン価96以下の(レギュラー)ガソリンなどを使用すると、エンジンを破損するおそれがあります」と明記されています。
このほか輸入車は、フォルクスワーゲン「ポロ」などの経済性が重視されるコンパクトカーでもハイオクガソリン仕様です。今日のようにガソリン価格が高騰すると、輸入車を選びにくくなります。
今後もガソリン価格が高騰する状況が続くと、少なくとも日本車では、ハイオクガソリン仕様とレギュラーガソリン仕様を選択できると良心的です。
特にハイブリッドは、ユーザーが燃料代の節約を目的に購入することもあります。
レクサスもトヨタブランドのように、レギュラーガソリン仕様にした方が喜ばれるでしょう。
メーカーは各車種の使用燃料について、クルマの性格とガソリン価格の変化に応じた柔軟な対応をすべきです。
Writer: 渡辺陽一郎
1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、2001年にフリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を得意とする。
前段で平均価格差を11円で書いておきながら、レギュラーガソリンとの価格差は200円とか吹かし過ぎではないか。一般的には100円チョット程度ではあるまいか。印象操作も甚だしい。
書いて居るのはリッター単価らしいよ。価格差は\10.ちょっとと言ったところか。
ヨーロッパのレギュラーガソリンはオクタン価が高く、日本のレギュラーガソリン仕様では対応できません。よって世界共通仕様のレクサスはハイオク仕様しか作らない方が合理的です。ヨーロッパメーカーの輸入車がハイオク仕様しか無いのもそのためです。