トヨタ新型「ランクルミニ」今年発表!? 「ランドクルーザーFJ」の名称採用?丸目&カクカクボディなら激アツ! ユーザーが弟分に熱視線な理由とは
「ランドクルーザーFJ」ことランクルミニはどんなスペックで登場する?
さて気になるのは、その中身でしょう。
まずエクステリアデザインですが、映像内のシルエットを見たかぎりでは、コンパクトクルーザーEVに似たものとなりそうです。
ただし、ルーフ後部はFJクルーザーのように下がった形状になっており、“先代”のイメージを踏襲している部分が多そうです。
ヘッドライトは250系のような“細目”ではなく、その特別仕様車である「ZX ファーストエディション」のような内部が丸目のものになる可能性が大。
シルエットのヘッドライトユニットを観察すると、250系よりも上下のサイズがかなり大きいことが分かります。
加えて、その名の基となったFJ40型が丸目であり、その名を受け継いだFJクルーザーも丸目。ランドクルーザーとFJの名を冠するモデルが角目というのは、私見としてはない気がします。
シャシについては、300系や250系と同じGF-Aプラットフォームであるとか、カタチが似ていることから「ハイラックスチャンプ(IMV 0)」と同じものを使っているとか、諸説様々です。
シルエットからボディサイズを予想すると、ミドルサイズSUVクラスなのではないでしょうか。
車内空間は5名分の居住スペース+容積500L強の荷室で、5ドアによって車内にアプローチするパッケージになりそうです。

パワーユニットは2.7L直4ガソリンエンジンの2TR-FE型ユニット1種類というのが、巷の予想として多くなっています。
というのも、ランドクルーザーFJの値付けは300万円台半ばから後半にかけての格安プライスだと言われているからです。
日本市場での需要を考えれば、2.8Lディーゼルターボエンジンの1GD-FTV型というチョイスもありそうですが、コスト高のディーゼルユニットを搭載した場合、300万円台のプライスは厳しいかもしれません。
ただし、デビューから少し間を置いて、HVやBEVバージョンの追加も考えられます。同シリーズの市場のひとつであるアメリカやオーストラリアでは、今後急速にHV化が拡大していくと見られているからです。
4WDシステムはフルタイム4WD+Hi &Low切り替え式サブトランスファーで、6速スーパーECTが組み合わされそうです。
サスペンションは250系と同形式の前:ダブルウイッシュボーン式、後:トレーリングリンク車軸式を踏襲するでしょう。
悪路走破性をサポートする電子デバイスについては、価格とのバランスを考慮して、ブレーキLSDトラクションコントロールといったミニマムなものになりそうです。
日本市場のクロカン4WDでは、2025年1月30日にスズキ「ジムニーノマド」がデビューして、4日後にはあまりにも注文が殺到したことで受注停止になりました。
ジムニーノマドのヒットの要因は、そのサイズと言われています。5ナンバーサイズで5ドア、1.5Lエンジンというクロカン4WDは久しぶりの登場で、使い勝手に加えて税制面でも大きなメリットがあるからです。
クロカン4WD業界では、すでにランドクルーザーFJの登場に熱い視線が向けられています。とあるクロカン4WDカスタムショップ店長は次のように話しています。
「ランドクルーザーFJは3ナンバーでしょうから、税制面ではジムニーノマドよりメリットが少ないものの、250系では大きい、ノマドではライフスタイル的に小さいというユーザーが飛びつきそうです。
またかつてのようにFJ40をモチーフにしたデザインなら、カスタム用パーツの開発もいろいろできそうなので、そこにまた多くのユーザーニーズが期待できそうです」
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気になるのは、発表後の争奪戦。
果たして、今回もあっという間に“ソールドアウト”になってしまうのか。ランドクルーザーFJの動向が、ますます気になるところです。
Writer: 山崎友貴
自動車雑誌編集長を経て、フリーの編集者に転向。登山やクライミングなどアウトドアが専らの趣味で、アウトドア雑誌「フィールダー(笠倉出版社刊)」にて現在も連載中。昨今は車中泊にもハマっており、SUVとアウトドアの楽しさを広く伝えている。
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